久保敬さん(元大阪市立小学校校長)「提言書」問題の経過報告&意見交流会@東京 | 市民自治ノート - NPOまちぽっとから

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久保敬さん(元大阪市立小学校校長)「提言書」問題の経過報告&意見交流会@東京

(5/6 13:30~ 東中野・ポレポレ坐)

 

案内→ https://blog.goo.ne.jp/kubochan/e/51ee7cd548c5fbfd015049b718238e32

    https://blog.goo.ne.jp/kubochan/e/158fefbfd736c3bba52ab4dd6cdb01ba

 

 5月7日、日本外国特派員記者クラブにおいて、久保敬さんの記者会見開催が決定しました!

 https://www.fccj.or.jp/event/press-conference-who-rules-public-schools

 また、その前日5月6日には、東京で初めて報告集会を開催いたします。

 ご都合のつく方はぜひご参加のほどよろしくお願いします。

 

(緊急)久保敬さん(元大阪市立小学校校長)「提言書」問題の経過報告&意見交流会in東京

 世界の教育者から注目‼

 久保敬さん(元大阪市立小学校校長)の「提言書」とは~

 大阪の教育現場だけの話ではありません!

 公教育について考えませんか~

日 時 5月6日(月)13時半~(約2時間)

会 場 ポレポレ坐

    〒164-0003 東京都中野区東中野4-4-1 ポレポレ坐ビル

    JR総武線「東中野駅」西口より徒歩1分

    都営地下鉄大江戸線「東中野駅」A1出口より徒歩1分

    地図→ https://pole2za.com/map

参加費(会場費カンパ+資料代):1000円

※事前申込不要

※東京方面の方、ご参加お待ちしています。

 また、お知り合いがおられる方はぜひ、お声がけください。

 

久保敬さん記者会見@日本外国特派員記者クラブ

 大阪市松井市長(当時)にあてた久保「提言」ならびに大阪市教育委員会が久保敬さんを「文書訓告」に処したことは、すでに多くの方々はご存知のことと思います。

 今回、世界のメディア関係者が、この問題にどのように関心を寄せ、どのような質問をするのか、非常に興味深いところです。

 YouTubeで視聴できますので、ぜひご覧ください。

 

■Who Rules Public Schools?

(公立学校を支配しているのは誰ですか?)

日時:2024年5月7日(火)13:00~14:00

場所:日本外国特派員記者クラブ

発言:久保敬さん(元大阪市立木川南小学校校長)

   辻野けんまさん(大阪公立大学准教授)

◇スピーチおよび質疑応答は日本語で行われ、英語通訳が付きます。

◇辻野けんまさんはオンラインで参加。

Youtube配信URL:https://www.youtube.com/c/FCCJchannel/live

 

(参考)

 コロナ禍2年目の2021年、大阪市長は何の前触れもなくいっせいにオンライン授業を市内全校で行うとテレビで宣言しました。

 この件で保護者の要望を聞いた久保敬木津川南小学校校長(当時)は、各家庭の状況を見て生徒の安全のために集団登校などの措置を取りました。

 その上で大阪市長と教育長に向けて、現場の報告を踏まえた上で「生徒が第一の教育をしましょう」という趣旨の「提言書」を送りました。

 ところが、この件で「文書訓告」という処分を受けてしまいます。

 教育と子どもの教育への権利の危機を訴えたこの提言書は、インターネットによる自動翻訳で海外でも広く読まれ、10カ国以上の研究者が参加するオンラインのジョイントセミナーも複数回にわたり開催されました。

 その処分に海外の教育識者も驚きました。

 

 久保校長が文書訓告を受けた経緯について大阪市に情報公開請求をしたところ、かつての橋下徹・大阪市長が教育行政に招き入れた大森不二雄氏、現在では大阪市の特別顧問に過ぎないのですが、教育委員会幹部へ次々に「指示」を下す驚くべきメールが大量に出て来ました。

 

 このことは、本来、独立性が担保されていなければならない教育委員会に対して政治が介入していることを意味しているのではないでしょうか。

 それは久保校長への文書訓告処分にとどまる問題ではなく、大阪市全体の教育政策に関わる問題に及んでいました。

 特別顧問が個人的に強いこだわりをもっている政策を次々と押し通そうとしていることが公開資料から判明しています。

 

 日本の教育基本法第16条には、「教育は、不当な支配に服することなく、この法律及び他の法律の定めるところにより行われるべきもの」と定められています。

 久保さんは、かつては日本の中でも人権教育の先進地域と言われた大阪の公教育が、いまどんな状況に陥っているのか知っていただきたく、記者クラブでの会見を行うことを決意されました。

 

 歪んだ教育政策の結果、子どもたちがどんな状況に置かれるのかという問題は、世界の人々が共通してもっている普遍的な関心事であるとこれまでの交流を通して明らかになっています。

 久保さんは「私は自分自身が正しいということを主張したいのではなく、教育行政が自らの歪みを正して誠実に子どもの幸福に寄与する機関になることを望んでいます」と語っています。

 

 現在、久保さんとガッツせんべい応援団は大阪市教育委員会にに要望書を出し、5月21日には協議が予定されています。

 海外特派員記者クラブの問題意識も、できれば協議の中で活かしていきたいと思います。