小中の給食無償化、新年度から通年実施 北杜市 | 市民自治ノート - NPOまちぽっとから

市民自治ノート - NPOまちぽっとから

 このブログは、NPO法人まちぽっとスタッフの伊藤久雄が書いています。このブログでは、「市民自治」の推進に必要なさまざまな情報や、NPO法人まちぽっとの活動などを発信していきます。

小中の給食無償化、新年度から通年実施 北杜市

 

朝日新聞社 20240303

山梨県© 朝日新聞社

 

 山梨県北杜市は時限的だった小中学校給食の無償化を、来年度から通年で実施することにした。

 2月16日の会見で市が明らかにした。同市の給食費は小学校が月4300円、中学校が月4900円。国の補助制度などを利用して、昨年度は10月以降、今年度は7月以降の給食を無償としてきた。

 4月からは、若年層の移住促進や少子化対策として、給食がない甲陵中を除く市立小中学校17校で恒常的に無償化する。また、地元産の農産物を食材に積極的に取り入れ、食育の推進を図る。

 アレルギーなどのため弁当を持参する児童・生徒の世帯には、弁当代として小学校は1回310円、中学校は360円をそれぞれ補助する。

 無償化による収入減や弁当代など関連経費は約1億7千万を超える見込み。必要経費を含む新年度一般会計当初予算案は、総額312億7898万円で、前年度より12億9928万円(4・3%)増え、現在市議会で審議中だ。

 県内では富士吉田市や南アルプス市などで、小中学校の給食無償化を導入している。(米沢信義)