他自治体元職員も採用 北海道釧路市、ジョブリターン応募者募集 | 市民自治ノート - NPOまちぽっとから

市民自治ノート - NPOまちぽっとから

 このブログは、NPO法人まちぽっとスタッフの伊藤久雄が書いています。このブログでは、「市民自治」の推進に必要なさまざまな情報や、NPO法人まちぽっとの活動などを発信していきます。

他自治体元職員も採用 北海道釧路市、ジョブリターン応募者募集

 

 自治体の技術職確保はなりふり構わないところまで、追い込まれているということです。都内でも市町村が今後どう対応するのか、真剣な検討が必要だと思います(伊藤)。

 

釧路新聞電子版 12/15(金)

 

 技術職を中心に不足しがちな人材確保に力を入れている北海道の釧路市は、定年以外の理由で退職した職員の復職を促す「ジョブリターン(退職者採用)制度」の応募者を募集している。今回から新たに、釧路市以外に勤めていた行政職員の退職者も対象としており、市は積極的な応募を呼び掛けている。

 

 同制度は結婚や出産、育児、介護などの理由によりやむを得ず退職した元職員に、在職中培った知識や経験を生かし、再度活躍してもらうことなどを目的として2021年度に導入。同制度により、22年度は事務職の女性2人、23年度は技術職男性1人、幼稚園教諭・保育士女性1人の計4人が復職している。

 

 これまでは釧路市職員の退職者のみを対象としていたが、今回は国や道、釧路市を除いた自治体の職員経験を持つ人の試験を選考方法に追加。募集職種は土木、建築、機械、電気、化学の技術職のみだが、公的機関に勤めていた人の経験を生かして即戦力として働いてもらうとともに、技術職不足の解消も狙いとしている。

 

 受付期間は24年1月12日までで、市ホームページ内にある「釧路市職員採用試験申込システム」から申し込む。市職員課は「行政のプロとして働いてきた経験を生かして、ぜひ釧路市の職員として一緒に働いてほしい」と制度の活用を呼び掛けている。

 

 釧路市職員だった退職者の選考は面接のみ。受験資格が1964年4月2日以降の生まれで、実務経験を3年以上有すること。国、都道府県、釧路市を除く市町村退職者の選考は、能力・性格検査などを行うSPI3と面接。受験資格が79年4月2日以降の生まれで、職務経験が5年以上あることなどとしている。

 

 問い合わせは同課0154(31)4511へ。