スウェーデン政府 使用済み核燃料の最終処分場建設を承認
TBS系(JNN) 1/29(土)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b162dad6ccaf67cc1b7b67786657b2be99cad4eb
スウェーデン政府は原子力発電所の使用済み核燃料の最終処分場を建設する計画を承認したと発表しました。建設が始まれば世界で2例目になります。
スウェーデン政府は27日、原子力発電所から出る使用済み核燃料の最終処分場を南部エストハンマル市のフォルスマルクに建設する計画を承認したと発表しました。
この処分場では銅製の容器に使用済み核燃料を入れ地下およそ500メートルに埋める方法で、放射能が無害化される10万年単位で保管されます。ストランドハル環境相は「およそ10万年間、安全に保管するためのもので今後の長期的な電力供給や長年の研究と技術の成果だ」と述べました。
処分場をめぐっては電力会社などが出資する核燃料・廃棄物管理会社が2011年に政府に承認を申請し、おととし地元のフォルスマルクが受け入れを表明していました。最終処分場の稼働は2030年以降の見通しで、建設が始まれば、現在、フィンランドで建設中の最終処分場「オンカロ」に続き、世界で2例目になります。(29日08:51)