2015年もあっという間に2月。暦では春が目の前になっています。

昨年11月、沖縄で開催された海辺の環境教育フォーラムに参加し
沖縄の子どもたちといっしょにイルカづくりをしてきました。

沖縄周辺にも生息するミナミハンドウイルカですが
陸地から確認することがなかなかできないため
自分たちの住んでいるすぐそばの海にイルカがいることを知らない子もいました。

それでもイルカやクジラはみんな大好き!
実物大の大きさにびっくりしたり
野生イルカの水中映像を見ながら、鼻(噴気孔)や口(フン)、耳をつけたり
オスとメスもしっかり見分けることができました。





最後には、座間味ホエールウォッチング協会からお借りした
クジラも膨らませて大興奮!
生後2年目ぐらいの大きさというザトウにびっくりした1日でした。



イルカやクジラが近くに生息する地域でのワークショップは
自分たちとの生活とのつながりの伝わりやすく
子どもたちの輝く表情が忘れられません。

ワークショップはもともとは小学校高学年を対象にしたもので
幼児や小学校低学年のお友だちが多かった今回は
ちょっと難しかったかなぁ…と思っていたのですが。。。
寒中見舞いにもさせていただいた
プログラム終了後参加者(5歳)が送ってくれた絵には
オスとメス、イルカとクジラの違い(フンの有無)もしっかりと書かれていて
子どもたちの観察力、吸収力に改めて驚かされました。



このワークショップをきっかけに
イルカやクジラの生態や生息環境に興味をもってもらえ
日々の生活の中でも、すぐそこに私たち人間とは異なる生物が生活をしている
そして水や物質の循環などを通して自分とイルカ・クジラが
そして多くの生物がつながっていることを意識してしてもらえれば…と
願います。

寒中見舞いの最後にも書きましたが
今年は、ちょっと新たな活動を久しぶりにはじめようと思っています。
シロナガスクジラ日本全国縦走の旅計画のような大きなものではないですが
(できていなくて残念…)
bridgeが持っているものを着実に伝えることをしていきたいと思っています。

新しい住所は、以下となります。

新住所 〒105-0014 東京都港区芝2-1-23 ニューカナール302
新電話番号 03-6435-2087

新規一転、今年は初心に立ち返り、新たな事業の基盤作りを行いたいと思います。
これからもよろしくお願いします。



オリンピック青少年記念センターの桜。
4月6日、ここで行われた
故・小林毅さんを忍会「こばさんがつなぐフォーラム」に行ってきました。

小林さんには、御蔵島の海と森の自然体験を通して
海と森、そして人間の暮らしのつながりを学ぶ
プログラムのアドバイザーとして多大なご協力をいただきました。
そして多くの学びをいただきました。

御蔵島の巨樹の森に残る古民家を使って
自然学校を立ち上げたいという夢を持っていた
御蔵島の故・広瀬 元 氏。

いつかまた、御蔵島のあの雄大な森のなかで海とのつながりを感じ
自然のつながりのなかに在る自分に感謝できる
そんな体験を多くの方がもつことができることを願っています。

今、再び、小林氏と広瀬氏のご冥福を、感謝の心とともにお祈りいたします。

そして、bridgeは次の一歩を踏み出すべく
新たなプロジェクトを動かしはじめました。
自分たちがもっている宝をひとつひとつ大切に磨き上げて
しっかりとしたメッセージを出せるようにがんばりたいと思います。
詳細は、今しばらくお待ちください。


本日、羽村「ゆとろぎ」で行ったイルカのワークショップ。
小さな子もたくさんいたのに
とびきり素敵なミナミハンドウイルカとスナメリができました。

$海の環境教育NPO bridge

造形作家の薄井誠さんの企画だけに
完成後の展示がなんともかっちょいい!
いつものミナミハンドウとスナメリが
今日はさらに立派に見えました。

$海の環境教育NPO bridge

$海の環境教育NPO bridge

参加した子どもたちは、今度水族館に行ったら
イルカのおへそや耳を探してくれるだろうか。
水中で息をするイルカを見て、どんなことを思ってくれるのだろうか。。。

東京都の水道水を多摩川から取り込む羽村浄水場のすぐそばに住む子どもたちが
多摩川の先にいある海のこと、そこにすむイルカやクジラのことを
毎日の生活のなかで少しでも思い出してくれたらいい・・・
そんなことを思いながらワークショップを終えました。

「ゆとろぎ」で開催されている『水の中の生きもの水族』では
24日(土)には、国立科学博物館の山田格先生
子ども向けのクジラのレクチャーが行われます。

bridgeスタッフもクジラの折り紙やモビールづくりのスタッフで行っていますので
近くの方はぜひ遊びに来てください。
入館料、ワークショップやレクチャーの参加費も無料です。

まるで海中にいるようなザトウクジラのアニメーションも必見です。
大人もわくわく、暑さを忘れます。

$海の環境教育NPO bridge

リクエストに応えて口をあけて見せてくれたザトウ君、ありがとう!
$海の環境教育NPO bridge