12/11(火)愛媛県議会傍聴のご報告 | NPOあにまる365-人と動物の架け橋-

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愛媛県の松山市保健所で殺処分となるところの犬や猫を救い出す活動をしている動物愛護団体です。
新しい家族につなげるための譲渡会もほぼ毎週開催しています。

また、殺処分を減らすための啓発活動、不幸な命を増やさないための活動なども。

12/9(日)譲渡会のご報告もまだですが、どうしてもこちらを先に皆さまにご報告したく、記事にさせて頂きますm(__)m 

12/11(火)武井たか子議員が動物愛護について愛媛県議会で質問されるとお聞きし、ひかりと希望さんとあにまる365が傍聴に行って参りました。



武井議員の質問内容は以下の通りです。

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人間と動物の共生社会について

2014年環境省は『人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト』でアクションプランを策定し犬・猫の殺処分ゼロを掲げた。

全国の自治体で取り組みが展開され、着実に殺処分数は減少しているが、本県は殺処分数で全国上位に位置している。

先日視察した神奈川県動物愛護センターでは、元の飼い主や新しい譲渡先を探す努力が行われ、2013年度に犬の殺処分が、2014年度には猫の殺処分がゼロになっている。

また2012年からは登録ボランティア制度を開始し、譲渡会会場として県庁や県立公園などの公共施設を提供するほか、飼育管理費として1頭当り1万円を補助するなど、ボランティアとの協働で取り組みを行っている。

本県でも殺処分から動物と共生するという政策への転換が急務と考える。

(1)動物との共生に向けたこれまでの取り組みをどう検証しているのか。

(2)本県の殺処分の現状に対する見解はどうか。

     殺処分が長年1位であった茨城県は、2016年に犬猫殺処分ゼロを目指す条例を制定しており、本県でもその姿勢を明確に示すべきである。

(3)ボランティアとの協働と支援について

     仲介者譲渡制度では、県内の18人がボランティアとして、譲渡に繋げてくれており、昨年度の実績は、犬77頭、猫33頭と県全体の譲渡数282頭の約4割に上っている。

一方、医療費、食事代等は援助で賄われており、行政としてボランティアの支援体制を充実させる必要がある。

ア、譲渡仲介者や動物愛護団体の意見も取り入れて登録制度を充実させる考えはあるのか。

イ、動物愛護団体による譲渡会に積極的に公共施設を提供してはどうか

ウ、ボランティアの活動資金として県が募金を集めてはどうか。またふるさと納税の目的に動物愛護事業を含めることを検討してはどうか。

(4)松山市以外の市町への動物愛護の普及啓発に努め、動物愛護センターで長期間、複数飼養できる体制の構築を検討すべきと考えるがどうか。

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以上が質問内容です。

これに対して県は

過去と比較してすでに殺処分数は50%減ってる。
愛護センターからボランティアへの引き渡し前に医療にかけている。
県が募金を集めたり、ふるさと納税の目的に動物愛護事業を含めることはしない。
現状のやり方を変更しない。

愛媛県は殺処分数がダントツのワースト1位です。(政令都市、中核都市を除く)
でもその認識が県にあるとは思えず、過去と比べて殺処分数が減ってるから『頑張ってますよ。よくやってるでしょ。』と言ってるかのように聞こえました。

確かに愛媛県としては減ってはいるんですが、他所はもっと頑張って減ってるから愛媛県がワースト1なのです。

そして、やたら耳についたのが『無償ボランティア』
愛護センターで医療にかけた犬猫を引き渡してるからと言われてましたが…

確かにワクチンはしてくださいます。
けど全頭ではありません。半数ぐらいです。

具合の悪い子、下痢をしてる子等は、ワクチン未接種のまま引き渡されます。
後日、治療して治ったからといってワクチンをしてくださるわけでもありません。

何人もの獣医師がおられますが、不妊去勢手術もしていただいておりません。
その状態で県としてはきちんと医療にかけてると言われましても…

すべてはボランティアが自腹を切ったり、そのボランティアをご支援して下さってる方たちの支援金で賄われてるという現実をご存じないように受け取れました。

武井議員に再質問の時間が与えられ、動物愛護問題についても再質問してくださいましたが、県側から返ってくる答えはそれほど変化があるようには思えませんでした。

そして議長が一言
『休憩に入ります』

え?これで終わり?(そこにいたボランティアたち全員の心の声)

思わず傍聴席から挙手して、質問させてください!と言いたくなりましたが、警備の方がおられ、拍手すら制止される状況でした。



唯一収穫があったとすれば、
『譲渡会の場所として公共施設の提供を検討する』
と言われたことです。

これを足掛かりにして、もっと県側と歩み寄れればと思います。


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