2021年10月24日 ヤクルト×巨人 | プロ野球審判 採点・評価ブログ

プロ野球審判 採点・評価ブログ

テレビで観戦した際のNPB(プロ野球)審判の採点・評価をします。
このブログを通じて、日ごろ批判されることが多い審判への理解が、少しでも深まれば幸いです。
なお、評価する試合は、ひいきのチームのものに偏っています。

球審:秋村 6.0

一塁:原 6.0

二塁:木内 6.0

三塁:市川 6.0

 

秋村/内外角をしっかり見極め、終始安定していた。

 

市川/5回裏1死2・3塁の場面でオスナが三塁ゴロ。三塁走者の村上が挟殺プレーでアウトをコールしたが、高津監督がリクエスト。最後は捕手の大城が村上にタッチしにいったが、空タッチではないかというもの。映像を見る限り、タッチしていないようにも見えたが判定はアウトのまま。この場合、タッチしていなかったとしても、市川がアウトをコールした時点でプレーが止まって村上もベンチに戻っていたため、セーフ(得点を認める)というのはあり得ないわけで、それではなんのためのリプレー検証なのかという問題になる。その点は高津監督も理解した上のリクエストだったのかもしれないが、リプレー検証の矛盾点が表出した事例となった。

 

木内/上記プレーで責任審判として、あらためてアウトをコール。建前としては「判定をくつがえすだけの映像がなかった」ということになるのかもしれないが、それでは明らかに空タッチだった場合はどのように処理するのかというモヤモヤした疑問は残る。結局のところ、「審判の判定が絶対」という野球の原則を曲げるとこういった不可解なことが起きるということだろう。