大阪☆春夏秋冬リリイベ:ミニアルバム『ガチ上がるハイテンションまで夢じゃないこの現実』 | 可愛いは正義

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毎年この時期は、夏フェス第1弾の「アイドル横丁夏祭り」も終わり、8月初頭にやって来る世界最大のアイドル祭り「TOKYO IDOL FESTIVAL(TIF)」に向けて、気温とともにテンションが上り続ける時期なのですが……。どうやら今年は違います。雨がいつまでも降り続け、気温も30℃に届かず、おまけにアイドル横丁も開催されない。つまり、今だに僕の夏は始まっていないというわけです(泣)。
 
アイドル横丁はどこへ?
 
ここ最近、個人的にはそこはかとなく停滞感を感じるアイドル界ですが、それに追い打ちをかけるようなこの夏のテンションの低さ。これはいったいどうしたことでしょうか。アイドル横丁は、確かにいち夏フェスに過ぎません。しかし、夏の先陣を切る勢いあるフェスであることは確か。僕の回りでも、TIFや@JAM EXPOはけなしても、アイドル横丁のことは褒めるオタクが多くいました。
 
無秩序な部分が多いイベントではありましたが、その分「楽しさ」では夏フェスでもトップ級。それに、これからヒットするアイドルのキャッチも速く、次の夏までの1年間のアイドル動向を占う上で大切なフェスという位置付けも確かにありました。
 
今年はアイドル文化プロモの分岐点
 
さて、この低いテンションのまま、いよいよ来週末からTIF期間に突入するのですが、果たしてこの世界最大のアイドルのお祭りはどうなるのでしょうか。個々のステージなどローカルに見ればそれなりの盛り上がりはきっと見せてくれるのでしょうけど、全体を見回した時にどう見えるか。今年は特に感覚を研ぎ澄ませて全体の様子に注目してみたいと思います。
 
来年のオリンピックイヤーに向けて、日本固有の文化として盛り上がるべきアイドル文化が「その任にあらず」として失速してしまうのか。それとも、世界に堂々と誇れる文化として新たに光を放ち始めるのか。今年はその分岐点というか試金石的なポイントだと思っています。その意味で、アイドル横丁夏祭りを失ったアイドル界が、TIFと@JAM EXPOだけでこの夏どれだけ踏ん張れるのか、そこのところに大いに興味があります。
 
思い出のいっぱい詰まったHMV & BOOKS
 
なーんて大げさな出だしになってしまいましたが、僕は僕で相変わらずいろんな現場でオタクしているだけでございます。ここ最近、すっかりリリースイベントづいているのですが、その流れで久しぶりに大阪☆春夏秋冬(しゅかしゅん)のリリイベに行ってきました。場所は、懐かしの(と言いつつ、今でもしょっちゅうお邪魔していますが)HMV & BOOKS SHIBUYAです。でも、僕にとってはこのCDショップ内のライブスペースでは、圧倒的にしゅかしゅんのイメージが大きいんです。
 
実際、しゅかしゅんのリリイベで何度この会場に足を運んだことでしょうか。幕の中から聞こえてくるリハの様子や、幕が上がると同時に静々と前柵まで前進して行く儀式、特典会後のじゃんけん大会……。しゅかしゅんとのいろんな思い出が詰まっている会場と言っていいでしょう。そんなHMV & BOOKS SHIBUYAで久しぶりに見るしゅかしゅん。一番最近、彼女らに会ったのが今年3月にあった錦糸町パルコのタワーレコードでのリリイベだったので、ざっくり4カ月ぶりになってしまいました。
 
著しい瑠奈の成長
 
その時も感じたのですが、知らない曲が増えて行くこと、衣装がどんどん変わっていくことに毎回驚いています。まあ、当たり前なんですけど(笑)。そして、メンバーの中でも一番変化が激しく見えたのが留奈でした。これも当たり前のこと。まだ18歳ですので日々どんどん成長してますから。最初に会った時はまだ16歳でした。ほかのメンバーもこの2年間にいろいろな経験を積んでいるので、内面的には大きく成長しているのでしょうが、見た目だけからではわからないものです。
 
ファンも変わる
 
それと、もう一つ大きく変わったのが、ファンの人たち。僕が推し始めたころからずっといる方も、もちろん何人かいます。その後、ほかの現場でご一緒させていだくことも多く、付き合いも何だかんだ言って長く濃かったりするので、今後もかけがえのないオタク友だちになりそうです。でも、こうしたリリイベで見るのはめっきり少なくなりました。定期公演などだと、まただいぶ違うのだとは思いますが。その代り、新しい人がだいぶ増えました。これも当たり前のことだし、逆にそうじゃなきゃヤバいわけですから、これはこれで良いことだと思います。
 
相変わらずの良曲
 
しかし、しゅかしゅんはリリースする曲リリースする曲、「さすが」と思わせる曲ばかりです。avexが面倒を見ているので、これも当然と言えば当然。ゲスな話で恐縮ですが、曲ってお金をかけるほど良いものができますよね。これはダンスも衣装も同じ。つまり、ステージパフォーマーってやはりお金をかけるほどに輝くものであることは否定できないと思います。そういう意味で、しゅかしゅんがavexのお世話になっていることはいいことだと思います。ただ一方で、失うものも多いとは思うのですが。
 
僕にとっては新しい曲なのですが、『その手』は本当にいい曲です。いかにもしゅかしゅんらしいというか、ヴォーカルの舞奈っぽいというか。舞奈の声ってすごく粘るんですよね。粘着性の強い歌唱?(笑)。聴きやすいリズミカルな曲にその声がほどよく粘着して、「日本のロック」的な曲に展開されます。フォークロック?ロック演歌?とにかく洋物とは一線を画す独特な歌唱だったり曲だったり。そして“絶対ヴォーカル”ながら決して孤立しない。6人揃って初めてしゅかしゅんであって、6人だからこそ舞奈の存在価値がある的な。やはり、これはいいです。
 
ディテールを見るのも楽しい
 
今回のステージは最前から2列目くらいで見させてもらったのですが、相変わらずこの世界ではトップクラスのパフォーマンスを魅せてくれます。もちろん、狭いCDショップのステージとそれなりの音響設備なので、演れることは限られますが、その分、メンバーの身体に染み込んだディテールを見る楽しみがあります。ただし、全身を間近で見れる最前近くじゃないとわかりませんが。幸いにもこの日は、久しぶりにそうしたところも見れたので、自分としてはとても満足でした。
 
ヴォーカルの舞奈が昔から僕の推しなのですが、ステージの間にもチラチラとこちらを見ているように思えました(勝手な思い込みかもしれませんが)。ただ、なにせ久しぶりですから、舞奈は心の中で何を言ってやろうか考えていたのかも知れません(汗)。舞奈にはただ一介のファンとして接してきましたが、まれに仕事で絡ませていただくこともありました。また、彼女の父親と1歳違いということもあって、妙に親しみを感じてもらっているところもあると思います(たぶん 笑)。
 
恵園‬の覚醒
 
またこの日、ちょっと衝撃を受けたのが、恵園のお笑い的覚醒でした。以前から、しゃべらせたらアイドルにはあるまじき面白さを誇っていた彼女ですが、ここに来て一層その感覚が鋭くなったように感じました。なんて表現したら良いのか難しいのですが、普通にしゃべっていてもすでに可笑しい。いますよね、そういう人。話しているだけでクスクス笑っちゃうような人。そんな感じです。
 
もちろんそれだけじゃなくて、MCの「噛み」や内容の間違いすべてをネタにしてしまう才気、空気感、間合い、すべてが超アイドル級。というかすでに芸人の域に達してると言っていいかもしれません。久しぶりに見て、これには驚きました。
 
やっぱり舞奈に責められた
 
特典会は、運営の温情で、特典券3枚の特典において、2ショット写メか3ショット写メを選べることになりました。当初、舞奈と2ショットを撮る予定だったのですが、1対1で話すと必ず責められるとわかっていた(笑)ので、今回感動した恵園も含めて3ショットを撮ることに決めました。こういうところが大人のズルさですね……。
 
 
ところが実際の撮影時には、そんな大人の小狡さにもお構いなく舞奈がグイグイと「ねえ、なんで最近来んの?」とストレートに聞いてきます。「あ、う……」としか答えられないところにダメ押しで「お仕事忙しいん?」とさらに攻めてきます。「まあ、おしごとと言えばおしごとなんだけど……」ってしょーもない答えをしたところで剥がされました(笑)。
 
これからも見守りたい
 
舞奈、全然変わっていませんでした。まさに純真無垢。頭の中にはしゅかしゅんのこととパフォーマンスのことしかなさそうな感じでした。僕はそんな舞奈が好きなんです。とにかく一途。自分の興味以外は、もう「蒙昧」と言ってもいいでしょう。でもそれでいいんですよね。それでこそ舞奈なわけで。そんな舞奈を久しぶりに見て、やはり舞奈は、そしてしゅかしゅんは、これからも見続けなければいけないとしみじみ思ったわけです。
 
正直、しゅかしゅんを取り巻く環境については、好きなだけに言いたいことがたくさんあります。でも、今歩んでいる道は、彼女ら自らがあえて選んだ道。そこに対して、僕たち外野があれこれ言うものでもありません。だって、それは彼女らの人生であって、僕らの人生ではないのだから。「見守る」……それが唯一僕らができる行動なんだろうなという気がします。だったら、ちゃんと見守ってやらなくちゃ。そう決心した久しぶりの邂逅でありました。