さて、ひさびさに合宿についての話題です。


第二部の「みんなの思いが入った目標を作る

について。



第一部は、個人としてどう仕事をしたいか、という話し合いですが、

第二部は、施設として何をしたいかという話し合いです。




①まず、最初に、アイデアを出し合う作業。


本当はブレインストーミングをしたかったのですが、時間があまりなかったのでちょっとアレンジしました。

10分くらい静かな時間をとって、各個人がじっくり考えながら、小さなカードにアイデアを記入していきます。

1カードに1アイデアです。


アイデアは漠然としててもいいし、具体的でもいい。

自分の視点からでもいいし、利用者の視点からでもいい。

細かいルールは設けないで自由に発想してもらいます。

ルールを細かく決めると、アイデアや可能性が制限されると思われるからです。


すでに第一部で語り合っているので、10分くらいでけっこうなアイデアが出ました。

 「笑顔あふれる施設」 とか、

 「信頼」 とか

 「スタッフのレベル向上」 とか、いろいろ出ました。



②次に、アイデアをまとめる作業。


一人ずつ書いたアイデアを発表しながらテーブルに出していきます。

全員がカードを出し終えたら、カテゴリに分類していきます。


同じ内容、近い内容はひとまとめにしていく。


そうしていくつかの大きなカテゴリにまとめていきました。

このやり方は「KJ法」とも呼ばれていますね。


ひとりひとり考えも介護観も職種も違うみんなで意見を出し合いましたが、やっぱり根本はみんな近いものを持っているんですね。

こんな感じにまとまってきました。


1. 利用者と家族に対して

 安心して生活してもらいたい。

 信頼してもらえるような仕事をしたい。

 また利用したいと言ってもらいたい。

 など


2.. 施設の雰囲気について

 明るく楽しい施設。

 笑顔の絶えない施設。

 など


3. スタッフの働き方について

 専門職としての技術を高めたい。

 職種間の連携をきっちり取っていきたい。

 質の高いケアをしたい。

 など


4. 地域社会に対して

 一人でも多くの困っている高齢者を受け入れたい。

 ボランティアや家族との関係を密にしたい。

 地域に役立ちたい。

 など




③さて、その次は一番難しい作業の一つです。


みんなで寄せ集めたものを、言葉として一つの形にすること。

これが案外難しい。


時間短縮のため、各カテゴリごとに3~4人ずつ別れて作業を進めた。

書き方がバラバラすぎてもいけないので、統一した書式も決めた。


作成に携わっていない人も、読んですぐわかるような文章じゃないといけない。

法令のような硬っくるしい文章じゃダメだし、簡単すぎても意味が薄れる。

かつ、ある程度カッコイイ文章キラキラ


それを踏まえて、

・読んだ人に伝わりやすいように、「わたしたちは・・・~します。」という宣言文のような形にしよう。

・大きな見出しが一行、その下に詳しい内容をつけよう。

と決めました。



そうやって2時間くらい頭を悩ませて、ようやく完成にこぎつけました。

なかなかカッコイイ感じに仕上がりましたよ。


公開してしまおうかどうか、ちょっと考え中・・・どうしよっかな。



その完成したものは、大きな模造紙に記入し、合宿中ずっと貼っておきました。

合宿から帰ってきてからも、事務所にいつも掲げてあります。

言葉としてきちんと形にすることの意味はそこにあると思います。

いつでも読み返して、自分たちの目指すべき方向を確認できること




最後に、第二部の意味と目的を整理してみます。



1. 自分が施設の運営に携わっているという自覚

参加した人はみんな主任や副主任という役職者ではあるけど、ぶっちゃけ自分のフロアだけのことしか考えていない。

施設として取り組むべき課題に対して、上から指示されるまで待っている。


でも今回、施設の方針を管理者から与えられるのではなくて、みんなで決めた。

自分たちで決めたことで、「私は施設の運営を担う一人である」という自覚を持つことができたのではないか。


事実、この日以降、スタッフの中から色んな取り組みがどんどん上がってきています。


施設を作り上げていくのは、施設長でもなければ理事長でもない。事務長でもない。

現場で働く1人1人の職員です。



2. 実行に移すモチベーション


自分たちで決めたわけですから、当然、命令された場合と比べるとやる気筋肉は出ます。

なぜ、それをやらなければいけないかを理解できているからです。


だから、新しい取り組みに対して反発は出てきません。


もちろん、何でもOKではない。

きちんと向き合って考えて、それでも実行不可能と判断されたなら、冷静に中断すればよい。



3. やりがい


明確な目標があるのとないのでは大きな差がありますが、単にそれだけではないと思います。

自分たちで目標を設定したことで、

施設の目標 ≒ 自分の目標

となるわけで、施設の目標をクリアしていくことが自分の目標達成にも一部関与しているので、達成感も感じられるでしょう。


良い施設にしよう!という努力が、管理者に評価されるためではなく、自己実現のためになるかもしれません。

もちろん評価されて給料Yenが上がって・・・となるのが嬉しいけどね笑



まただいぶ長くなってしまいました。

残る第三部はまたいつか^-^

いま、ケータイで1時間かけてようやく書き上げた長文をアップしようとして違うところをクリックしてしまい、すべて消えてしまいましたショック!

また書き直す気力がないのでもう止めます…しょぼん

入社一年目のスタッフが、一番悩んでいるのは、「理想と現実のギャップ」(私の調べ・・・)



今年の4月の話です。

4月に入職したばかりの新入社員と、入社2年目の社員を集めた研修に、指導員というような役割で参加してきました。


うちの施設だけではなく、同法人グループの全部が集まったので、新人が100人くらい集まっていました。


研修の最後の時間に、入社2年目の職員が自己紹介を兼ねて一人ずつ挨拶をした。

その時に、新入社員に対して一言ずつメッセージを伝えたわけなのですが、こんな感じの内容が多かった。


「最初は怒られたりして大変なことが多いけど頑張ってください。」

「理想と現実とのギャップに悩むと思うけど、頑張ってください。」


みーんな同じ。

9割くらいの人がコレ苦笑



純粋に介護に対しての想いが熱い人ほど、理想をしっかり持っている。

だから現実とのギャップを強く感じて、悩んで、嫌になったりするのかな。

でもこれって、悪いことじゃないと思うんです。

なーんにも考えずに、理想もなく目標もなく仕事をしていたら、きっとギャップもなくて悩むことも少ないと思う。けどそれって、目標も夢もないわけだから、成長もない。「業務が終わればそれでいいじゃん」みたいな気持ちで、ただ坦々と仕事をする。

そんな状態よりもずーっといいんじゃないかな。



「私はこうしたい!」という理想があったとして、でも「どうしてもそれができない」という現実があるとき、そのギャップに人は苦しむ。

 本当にやりたいことができないから、やりがいを感じられない。

 我慢しなければいけないから、イライラするかもしれない。

 やるべき事ができないから、罪悪感を感じるかもしれない。

そういう心理的なストレスが発生してしまう。




そんな心理的ストレスをずーっと抱え続けていくわけにはいかないから、何とかしなきゃいけないんだけど、、、

さて、そこでどう解決するか




みなさんなら、どうしますか?