グリーンカードの効果は、二つあると思います。

①受け取った人の喜び
見えないところで頑張っているスタッフに、「私は気付いているよ」とメッセージを送ることで、その人にとって小さな喜びとなるように。

たぶん、何も頑張っていないスタッフなんていないと思います。頑張り方は違うかもしれませんが。
その頑張りに対して何かの形で見返りがないと、いつかは燃え尽きてしまうかもしれません。

介護の仕事が、頑張れば頑張るだけお金がもらえる仕事なら、それも見返りの一つでしょうけど、残念ながらそんな待遇のいい施設はないと思います。
なぜなら、どんなに頑張ってもベッド数以上にお客さんを増やせないから、施設の収入は頭打ちなのです。ですから、頑張っている職員の給料をどんどん上げていくということは経営的に困難です。

また、金銭による見返りは、思わぬ落とし穴があるので注意が必要です。
頑張っているかどうかの基準は人それぞれですから、一律に評価基準を決めることは難しいのです。
特に、ケアの質というのは数や時間では測れないことですから、それを数値化して金額を出していくなんていうのはかなり難しいと思います。

評価基準を明確にすることで、スタッフはどのような働きをすれば評価されるのかを知ることができ、具体的に頑張ることができるかもしれませんが、もし、その評価基準と違う価値観を持っているスタッフがいたらどうなるでしょうか。
おそらく、「ここの考え方は私には合わない」とか「こんなに頑張っているのに全然評価してもらえない」といって辞めていくでしょう。

すると、その評価基準にマッチした職員しか集まらなくなってしまうかもしれません。
同じ考え方を持つ人達が集まるということは、経営上はやりやすいですが、一歩間違えると偏った人ばかりが集まるというリスクにもなります。
すごく良い施設になるか、すごく偏った施設になるか、紙一重です。

てなわけで、お金に見返りを求めるというのは現実的ではありません。


では、どんな見返りがあったらいいでしょうか?
続きはまたこんど。
グリーンカードを朝礼で発表することについては、どうなるかちょっと心配でした。
発表されるのを嫌がって、書くのを敬遠してしまう人がいるんじゃないかと思って。

でも、フタを開けてみると、
「朝からこんな話しで、気持ちがいいね」
と意外にも好評でした。
しかも、グリーンカードという取り組みがちゃんと動いているんだということを職員みんなが理解できる点もよかったこと。
それに触発されて、私も書こう!と思ってくれた人が何人かいるようです。

そうやって、お互いにメッセージを書く習慣が少しずつ広がっていくといいなー、なんて思っています。


グリーンカードの効果は二つあると思います。
が、それはまた次回。
「グリーンカード」という取り組みを始めました。

グリーンカードとは、
スタッフ同士がお互いのすばらしい対応を認め、讃え合い、がんばっているスタッフにメッセージを送るためのカードです。

周りのスタッフの小さな親切、隠れた頑張り、さりげない気遣い…
スタッフみんなが見えないところで素晴らしい働きをしてくれています。
そんな一つ一つの働きに、小さな“ありがとう”や“おつかれさま”を届けるために、メッセージを投函箱にこっそり投函してもらっています。


面と向かってなかなか言えない…
わざわざ言いに行くほどのことじゃないんだけど…
そんな些細なことでいいんです。

投稿されたメッセージは、定期的に回収され、朝礼で発表されたあと、封筒で本人のもとへ届けられます。
差出人は匿名でもペンネームでもOKなので、誰が出したのかわからなくなってます。

人を誉めたりするのって何だか照れ臭いので、私はいつもペンネームで書いてます。
本人へは原本が届くので、筆跡でバレるかもしれませんけどね。