検査済証不交付についての建築会社からの回答①の続きです。

 

今後について建築会社は、

①法適合状況調査報告書の取得

②他の検査機関で完了検査を行い、検査済証を取得

 

①は国交省のガイドラインに則り、法適合調査を行い検査済証の代わりになる報告書を取得するということです。これはあくまで検査済証の代替えということで検査済証ではありません。

 

②はERI以外(ERIはもう対応できないとの事)の検査機関で検査済証を取得するという事らしいですが、そんな事できるのでしょうか?

また、それを引き受けてくれる検査機関があるでしょうか。

それができるなら代替えでなく検査済証が交付されるので一番いいのですが。

 

でも市に問い合わせたら②について「出来るわけない」との回答でした。

ERIにも問い合わせたら、ERIの方が②の方法をH氏にアドバイスしたようですが、市に言われた事を伝えると「あ~やっぱりダメでした?笑」と軽い感じでした。

 

そして建築会社は「②が可能であれば②、②が不可なら①で検討する」との事ですが、なんとそれは条件付きでした。

 

私は昨年7月に建築会社を提訴しましたが、①の法適合状況調査報告書の取得にかかる費用として300万円を請求しています。

 
訴状の一部です。

(↑ややこしいですが、ここでいう原告とは私の事です。

第2事件(瑕疵)では私が原告、第1事件(追加請求)では建築会社が原告です。)

 

なんと、建築会社は私が請求している300万円を放棄すれば上記①又は②の取得に取り掛かる準備があると↓の回答をしてきました!

 

「検査済証に代わる法適合調査報告書の取得費用3 0 0万円について請求放棄し、かつ、建物の検査済証に関連する別途の請求がされないことが確認されるのであれば、第1事件原告において法適合状況調査報告書の取得に取り掛かる準備はある」

 

これには大変驚きました。

この建築会社は誰のせいで検査済証が不交付になったと思っているのでしょうか。

 

仮に、「取得したら300万円の請求を放棄しろ」と言うならまだわかりますが、「請求を放棄し、かつ、それが確認出来たら取り掛かる準備はある」って、何を偉そうに言っているのか?

本来、検査済証の取得は建築会社の当然の業務です。にもかかわらず、それをせずに人の家を違反建築にし、将来の売却も困難にしておきながら、「条件のむならやってやってもいいぜ?」って一体何様なのでしょうか?

もはや常識を逸脱しすぎていて言葉もありません。

何なんでしょうか、この会社。

どこまでもどこまでも無責任、不誠実、悪質。

 

しかも、私が請求している300万円は建築会社が言っている①を取得するための費用です。

なので、仮に建築会社が①又は②を取得したら300万円の請求事体に意味がなくなるので私が請求を放棄しなくても裁判官が請求を却下するでしょう。

建築会社の弁護士はそんな事もわからないのでしょうか。

 

また、建築会社が①を取得する場合、費用が発生するのかわかりませんが、私が①を取得する場合、他社にて図面を作成し、確認申請通りに筋交い等が施工されているか破壊調査する必要もあるので300万円以上の費用が見込まれます。

建築士にも依頼しなければなりません。

しかも、確認申請に虚偽記載があるため、それもなんとかしなければならず、先の困難を考えると頭がおかしくなりそうです。

どうしてこんな事されなきゃいけないの?