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 高田馬場駅前広場の喫煙スペースが新しくなったということで、どんなもんか覗いてみると、上の画像のように灰皿にゴミが溜まっている。

 このような状況に対して、新宿区はどうしているのか?

 よくあるのが、「ゴミは持ち帰ってください」と呼びかけることだが、効果が上がらなかったらどうするのだろう。

 いっそのこと、この喫煙スペース自体を廃止するのか?

 新宿区西口の喫煙スペースなどでは、「ゴミの氾濫により、この喫煙スペースを廃止するかも」なんて書かれている。

 しかし、もし喫煙スペースを廃止したら、路上喫煙が増えて、駅前に吸殻が捨てられるだけだろう。

 たとえ、幾ばくかの罰則があろうが、すべてを厳密に取り締まることなど不可能なのだから。

 

 もっとも簡単で有効性のある施策は、ここにゴミ箱を設置することだろう。

 ゴミ箱がないから、ゴミが捨てられるのだ。

 行政が公共の場からゴミ箱を撤去して久しいが、これこそ愚かな施策だろう。

 真剣に街の環境美化を考えるならば、きちんと行政が公共スペースにゴミ箱を設置して、行政の責任において管理するのが本筋だと思う。

 

 私達にとって本当に大切なことは、当てにならない人々のマナーの向上に期待することよりも、現実のレベルで街をきれいにすることだ。