自分が政治に携わっていていう事ではないが、政治に関心があるとか、政治にかかわっているとかいうような人々はマイナーな部類に属すると思われる。

 一般の人々、普通に生活してる人々の大多数は政治的なことには無関心というものだ。

 あったとしても、自分の日常に関連する特定の分野についての政治的な意見を持っていたり、たまたま知り合いに政治家がいるとかならあるだろう。

 しかし、特定の(この場合、多くは偏った)政治的な信念を持っていたり、特定の政治勢力(政党でも政治運動団体でも)に対して深くコミットメントしている人は、やはりマイナーな範疇と言えよう。

 それでも、そんな連中は存在することは存在する。そしてこの連中こそが厄介なのだ。

 なぜなら、自分の偏った考えのもと、人の政治活動に干渉したり、難癖をつけたりするからだ。

 

 昨日、一つのニュースを耳にした。現在行われている大阪の堺市長選挙に出馬している「NHKから国民を守る党」の立花孝志氏が選挙妨害を受けて、「選挙の自由妨害」で無職の老人が逮捕されたというものだ。 

 「NHKから国民を守る党」および立花氏の政策への評価云々は別として、SNSでアップされている動画を見る限りにおいては、立花氏はまったく間違っていないし、件の容疑者が100%悪い。

 立花氏のマイクを横取りして暴行を加えた容疑者は、立花氏本人によって逮捕の運びとなった。

 刑事訴訟法223条によって、警察でなくても私人逮捕という事が可能なのである。(たとえばスリや置引き、痴漢などの犯罪者をたまたま現場に居合わせた民間人が逮捕するようなケース)

 私もこのことは知ってはいたが、このようなトラブルの場合でもきちんと逮捕すれば、その状況に応じて警察が対応してくれるということがわかり、新たな発見をした。

 私自身が、街頭などでしばしばこのような無法な輩の妨害やいやがらせに遭遇する。これからはきちんと強気で対応するようにしていきたいものだ。

 有権者による政治家に対する不当な活動妨害、いやがらせに対しては、社会がきちんと、断固たる姿勢で臨まなけれないけない。

 「左翼」だろうが「右翼」だろうが、「反アベ政権」だろうが、それが自らのマイナーな世界で完結しているうちは良いが、まっとうな活動をしている政治家に向けて無法な行動を取る時、それに対しては柔弱な姿勢ではなく、あくまでも強気な姿勢を貫くことが正しい。

 

 その意味からも、今回の選挙の自由妨害に関する報道は広く伝えて欲しいものだ。