3日から4日にかけて、特別委員会の地方都市視察で大津市と桑名市に出かけていた。

 

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 大津市では議会のICT化についての視察であった。このような議会改革の重要性を否定するわけではないが、この真夏の暑い日にわざわざ遠くまで視察をするほどの話ではないようにも思われた。

 しかしせっかく時間を割いてやってきたのであるから、それぞれの街について観察をした。

 桑名市では焼き蛤を食べたが、まぁ、美味しいが「感動した!」というほどではないし、大津市での近江牛にしてもしかり。

 別に奮発して特産料理を食べなくても、ぺヤングソース焼きそばでも構わない。

 

 とまぁ、否定的な話ばかりしても仕方がないので、地方都市の良い所を上げると、「人が少なくて、ゆったりとしている」ところだろう。

 メインストリートにも駅前にも、通行人はまばらで込み合うといった場所がない。

 これは寂しいというよりも、落ち着くという感じだ。

 

 4日の夕方、新幹線で品川駅に帰ってきた。6時くらいの帰宅ラッシュの時間。

 品川駅構内、あまりの人の多さに立ちくらみを覚えた。

 人、人、人、それもほとんどが悪意の人の大群だ。

 ぶつかりそうになっても平気でスマホをいじるサラリーマン、肩が触れそうになって露骨に嫌な顔をする若い女性、大きなリュックを突き出す不遜な老人、まるで悪意のピラニアが群生する池に突き落とされたような気分だ。

 通行人だけではない、駅中のショップの売り子も大声で、何がしかのセールを叫んでいる。うるさい! 頭が疲労で割れそうだ。

 何なんだ、この都会の猥雑な混雑とカオスは!

 

 多くの人がしかめっ面して、ギスギスしている。

 これもすべての人が悪意の人でもないだろうが、あまりに混雑して人が多すぎることによる弊害なのだろう。

 

 人口減少社会とか言われるが、狭い日本、もっと少数で心豊かにいきたいものだ。