久しぶりに、というか偶然にも、とても面白い映画に出会った。

 

 灼熱の昼過ぎ、早稲田通りを歩いていたら、昔からある「早稲田松竹」という名画座(これも今ではほとんど死語)で、上映されている映画の広告に惹かれるものがあった。

 というよりも、あまりにも暑くて、しばしの涼を取ろうとふらりと映画館に入ったのだ。

 平日の昼間から呑気なもんだと思われる方々もいるだろうが、明日、明後日と週末は朝から一日中仕事が立て込んでいるので、まあ、これくらいの休息は良いと思ったのだ。

 

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 そこで観た映画が、「お嬢さん」という奇妙な作品だった。ミステリーの範疇に入るのだが、作品自体、その構成、映像、そしてお嬢さん役のキム・ミニの演技、すべて良かった。

 韓国映画、韓流ドラマも含めて、そんなに好きではないのだが、この作品は面白い。

 主演のキム・ミニの演技と書いたが、演技以前に彼女そのものが素晴らしい。

 

 機会があれば、ぜひ観て欲しいものだ。