今朝は神楽坂駅で街頭活動を行った。

 寒いせいか、カリカリしている人もいる。


 活動を終えて、近くのジョナサンで朝食を取る。

 サービスの一環だろうか、それぞれのテーブルに朝刊が置いてあった。

 つらつらと目を通すと、読売新聞の一面に「株下落、資源安と連鎖」の見出しがあった。

 東京株式、日経平均は年初より3000円も下落しており、同時に原油や金属などの資源も暴落しているとのこと。中国経済が失速する中、新興国の経済にも黄色信号が点滅しているとのこと。これが世界経済に暗雲として垂れ込めているとのこと。


 何か変じゃないか。

 原油をはじめとする資源の下落は、日本経済にとってはプラスのはずなのに。

 それだけ、グローバル経済は連鎖しているということだろうか。


 株式の下落は、当然日本だけでなく、中国(上海市場)やアメリカの株価にも同時に現れている。

 株価が下がり、資源(モノ)の値段が下がり、経済が低迷する。

 これはまさに世界的なデフレ現象だろう。


 リーマンショック以降、あれだけ世界的に金融緩和を行っても、インフレの脅威どころかデフレの恐れが顕在化するということは、ここ数年での金融緩和ではまったく足りないということなのだろう。

 その点を早く、世界中の当局は気が付くべきだろう。


 日本はバブル崩壊の後、恐るべきデフレに長い間苦しんできた。

 これと同じことが全世界で起こりかねないというのであるから。


 それにしても、物価は安くなった。

 今朝の朝食、ビザとコーヒーのセットで、わずか430円である。

 価格破壊だか知らないが、安いのはありがたいが、全体的な経済にはマイナスだろう。