朝まで生テレビという討論番組の中で、現職の大田区議会議員が一般視聴者に紛れ込んで、コメントを述べたとかどうとかいうことが話題になっている。
その区議会議員は自民党に所属しており、政府与党よりの発言をしたことが問題となっており、司会者である田原総一郎氏もこのことに対して怒っているという。
なぜか?
変な話ではないか。
どうして現職の区議会議員が一国民として発言を自由にできないのだろうか。
私はとても疑問に感じる。
私たち政治家は選挙で、人々に呼びかけるとき、区議会議員ならば「区民のみなさま」、都議会議員ならば「都民のみなさま」、国会議員ならば「国民のみなさま」という言葉を使う。
しかし、よく考えてみると。「区民」も「都民」も「国民」も同一の人物であるのだ。
その時々の立場で、使い分けられているにすぎない。
先の話。
公職である区議会議員が一般人のようになりすましてコメントをすることを控えるべきという考えであるならば、それは彼が太田区議会議員なのだから、あくまでも大田区政についての問題に関してであろう。
大田区という地域の事ではなく、広く国民一般の声としての発言であるならば、何も問題とすることはなかろう。
それにしても司会者の田原総一郎氏、もう80歳というのだから驚く。
そんなには見えない、エネルギッシュである。
若さの秘訣を知りたいものだ。