経済の話を書いていると、新しいニュースが入ってきた。


 10月の我が国の貿易収支が、1115億円の黒字となったそうだ。

 これは7か月ぶりの黒字である。


 原油安などの影響もあるが、やはり円安の効果が浸透してきているのだろう。


 合わせて、財務省が発表した2015年上半期[4月~9月)の経常収支は8兆6938億円の黒字で、5年ぶりの高水準となったようだ。

 旅行収支や特許の収支などの黒字も、大きく経常収支の黒字に寄与したものだ。

 

 「悪くないねェ~」


 やはり「円安」政策は正しいのだ。

 特にエネルギーをはじめとする商品市況が落ち込んでいる現在、円安に振れても大した影響などないのだ。


 ここはさらに超異次元の金融緩和を拡大して、さらなる円安に誘導しても良いのではないだろうか。

 もちろん日本の金融政策といえども、世界の金融市場のコンセンサスを得なければままならないのが現実ではあるが、安全保障法案などでアメリカなどにも寄り添ったわけだから、その見返りに円安くらいは容認してもらうのも理があるというものだ。



 円安の時にはきちんと財を貯めこみ、逆に円高になったら果敢に海外の企業を買収していく。

 それが日本の進むべき道。