今日は、縁あって朝から、一般社団法人実践倫理宏正会というところが主催する講演会へ、豊島公会堂まで出かけて行った。


 いろいろな人々が話すという形式の講演会なのだが、最初の子供たちの話のところで興味深い話があった。

 小学生と思われる女の子が、あいさつ隊というものに参加して朝の挨拶運動を行っているという体験談だった。

 たぶん学校関係か地域の団体が実施している活動に参加したのだろう。


 挨拶はとても大切な日常的な行為だ。

 これは何も偽善的な意味で言っているのではない、私としては本心からそのように思う。

 挨拶という、もっとも基本的なコミュニケーションができなくては、すべての関係は始まらない。

 それにしても現代社会は、この挨拶という自然な行為を知らぬ間に葬り去ってしまった。

 とても残念であり、危険なことだ。


 私は仕事の関係上、朝駅に立つときは誰にでも、たとえ相手が子供であっても挨拶をする。

 おかげで、とある地域の学校の生徒たちの間では、私のことが「オハヨウおじさん」と呼ばれているらしい。面白いことだ。