昨夜は日中の暑さに疲れていたので、早く家路につきテレビを見ていた。

 タレントが砂漠やジャングル、さてはアラスカの極寒の地で、100時間の耐久サバイバル生活にチャレンジするという企画だった。

 企画自体はよくありそうな陳腐なものだったが、そこで具体的な映像として迫ってくるサバイバルの時間には、なかなか迫力があって面白かった。

 というわけで、これに関連した本を読んでいる。



 「漂流」   吉村昭著    新潮文庫



 江戸時代の漁民が南の無人島に流されてしまった後の体験を、ドキュメンタリーのタッチでえがいた作品である。

 現代とは時代背景も違うが、なかなか読みごたえがある。

 結局、サバイバルになってしまえば、時代背景もくそもないのかもしれない。