政府が検討を進める新成長戦略の中で、いくつかの問題が議論されているが。


 よく「女性の社会進出を促す」とか「女性の働く環境を整える」とかの論点で、「配偶者控除」や「配偶者手当」の見直しが言われるが、これは何のことはない「増税」である。


 このような理屈には腹が立つ。同じようなものはいくらでもある。「震災復興のために、、」とか「地球環境を守るために、、」とか。

 多くの人々が真っ向から否定しずらいような論点を持ってきて、結局は「増税」である。


 とにかく「増税」である。

 まずもって増税をもくろみだした政府の先行きは明るいはずはない。

 当たり前だ。

 増税とは民間部門から政府部門へとお金を吸収することだからだ。

 増税によってお金を吸い上げ、それをまた使いまくる。

 歴史的に見て、もっとも悪い状況だ。


 そして、野党である民主党。なにやら社会保障費のために資産課税の強化を提案するとか言っている。もはや何をか言わんや、だ。話にならない。


 増税に頼るくらいなら、まだ紙幣を乱発するインフレの方がましではないか。いや、どちらもダメだろう。