世間を騒がしている冷凍食品への農薬混入の犯人と思しき男が逮捕された。

 近所では大人しい普通の人との印象だが、これこそまさに極悪犯と言えよう。

 

 いろいろな犯罪というものが世の中には存在するが、このように不特定多数の人々を狙った凶悪犯罪に対しては、世間はより厳しく処断するべきである。


 特定の恨みや強盗、傷害などは、被害者も普段からの人間関係や防犯に気をつけることもできるが、不特定多数を狙った凶悪犯罪に対してはなすすべもない。

 不特定多数への凶行といえば、通り魔殺人などもあるが、今回の食品への毒物混入はよりたちが悪い。

 通り魔ならば、まだ逃げようもあるし、不必要なスキを見せなければ対応しようもあるが、このような犯罪に対しては一般の人々は逃れようがないからだ。まさにテロのようなものだ。


 このような犯罪が生まれる社会的背景を議論する前に、まずもってこの手の犯罪に対して厳しい対応をしなければなるまい。


 戦争でもないのに、安心して生活できない世の中などまっぴらだ。