昨日はクルマで都内を移動した。東京都知事選挙の初日ということもあってか、多くの警官が新宿や渋谷の街かどに立ち、交通整理をしていた。

 

 そこで気づいたこと、何と都心の道路事情は悪いのかという点。

 渋滞が嫌だとか言っているのでない。一方通行やUターン禁止など、そもそもの交通規制があまりにも不親切にできているのだ。

 特に中央区や港区など、やたらに広い道路でもなぜか一方通行になっていたり、新宿からの甲州街道など、どこまで行ってもUターンができなかったりと、かなりの不便さを感じる。


 まるで嫌がらせをされているかのように、目的地まですんなりと到着できないような交通規制となっているのだ。当然、これは渋滞を避けるために定められているのだろうが、誰もが目指す道路にわざわざ車が入ってこないようにして渋滞を緩和させるという発想がどうかと思う。


 そしてひどいことだが、ちょっとした不注意などで道をやり過ごしたり、行くべきルートを間違えたりしたら、それこそ修正していくことが困難になる。そんな交通規制だ。


 現在同じく選挙に沸くタイ国などは、高速道路であっても下車を間違えた車のためにUターンの場所があるというのに。日本はきちんとナビゲーションされるか、よほど地元の道路通でもない限りは、ことごとく不便で不親切な道路事情である。


 一度でも道を間違えれば、大きいなロスになる仕組みなのだ。

 これって、道路事情に限らず、日本社会そのものが抱える悪しき仕組みではないのか。