歩み続けること、そしてけっして止まらないことの大切さを実感した。今朝の出来事だった。


 いつものように朝の街頭活動のために看板を手にしながら、自宅から駅まで歩いていった。都知事選やら川口市の選挙やら、いろいろと案件を抱えているため、歩きながらでも携帯電話がひっきりなしにかかってくる。そのたびに立ち止まって、電話の対応をしていた。


 私の前にかなりの高齢者がトボトボと歩いていた。私は歩くのが早いために、すぐに彼を通り越していく。しかしたびたびの電話で立ち止まるたびに、その高齢者はゆっくりと私を越していく。電話が終わり、また私は足早に彼を通り越す。再び電話で立ち止まる。また彼は私を追い越していく。


 そこで私は気が付いた。

 たとえのろい歩みであっても、止まらないことは確実な前進をもたらしていくのだ。


 街を歩く時でさえ、こんな調子なのだから、人生の歩みについては、さもありなんだ。


 早く行動をする者でも止まってしまえば、それまでである。

 ゆっくりとした行動であっても、止まらないで進んでいれば、確実に前進していくのだ。


 これは大切な教訓であろう。