数年前から話題になっている「スペック」というドラマのシリーズを観ている。感想としては、面白い。特殊能力を持っている人間にまつわるドラマということだが、ストーリー展開とは別にいろいろと考えさせられるドラマと言えよう。


 人間の脳は実際に活用されているのは、その10%そこそこで、残りの部分を開花させることで人は特殊能力を操れるようになるという設定だが、本当に人間の脳は10%程度しか使われていないということは科学的に明らかになっている。

 交通事故などで脳の大部分が損傷してしまった場合でも、人間の脳は残りの部分が補いながら機能するとも言われている。


 顕在意識と潜在意識、無意識に関するテーマということだが、残りの脳が持つ能力が開花しても、遠隔からモノを動かすとか他人に憑依するというような荒唐無稽な能力が生まれるとは、私は思わない。 こんなことは当たり前か。


 しかし眠っている潜在意識の部分が活動することによって、新たに生まれてくる能力、それはコミュニケーションに関する分野だと思う。