不思議な映像をみた。DVDであったのだが、タイトルそのもの「工場」というやつだ。

 京浜工業地帯やら鹿島臨海工業地帯やら、はたまた大阪の清掃工場まで、様々な工場の姿、その夜景なんかを映像に収めたものだ。

 そこでは「工場オタク」(!?)のナレーターが、細かく工場の魅力を解説していく。


 いわめたマニアックな映像だ。

 それでいて不思議な感動がある。


 何やら、このような工場好き、工場マニアのための「工場見学クルーズツアー」まで企画されているとも言う。面白い時代だ。


 しかしどうして、私たちはこうのような光景に心を奪われるのだろうか。

 高度経済成長時代の幻影だろうか。「三丁目の夕日」と同根なのだろうか。