何回かの落選を経て、現在は大を成している、とある政治家が語っていた言葉が思い出される。

 

 彼は数回目の落選の後に、次のように思ったという。


 「対抗相手の誰よりも頑張ったという自負がある、誰よりも努力をしてきたと確信している、これでダメだったのだから潔くあきらめよう」と。


 しばらくしてから彼は考え直した。


 「確かに自分は人一倍の努力をしてきた、しかしナポレオンのように超人的な努力をしてきたかといえば、その領域には達していなかった」

 「明日から超人的な努力に向けて再び頑張ろう」と。



 まさに尊敬に値する考えではないだろうか。だから大を成して、現在の実績があるというものだ。


 世間では「正当な努力が報われる社会がどうの」とか騒がしいが、現在の日本人(私自身も含めて)がかつてのテレビドラマ「おしん」と同じくらいの努力を実践できているかといえば疑わしい。


 私もしっかりと日々頑張っていこう。