U2のこの曲が頭を離れない。確か「ヨシュアク・ツリー」というアルバムの2曲目だったと思う。もう20年以上前のこと、私が20代にヒットした曲だ。クラッシュの「ロンドン・コーリング」と一緒によく聞いていた。寒い冬の季節に合う音だ。ボーノの淋しげな眼差しが、ジャケットに印象的に映っていたような気がする。
別に特段の理由はないのだが、特定の曲が思い出されて頭を離れないということはよくある。夜ベッドの中で寝ていると、自然と音が頭を駆け巡る。私は子供の頃から、幻覚は見ないがよく幻聴を捉えるたちだった。特に何気にない日常生活で特定の楽曲がふいに脳裏を駆け巡る。その楽曲は何ら脈絡のないものがほとんどだ。
今回はロックだが、クラシックも多い。特にモーツアルト。そして一番多いのがラヴェルの「ボレロ」の旋律だ。