ニーチェの哲学ではないが、強靭な意志というものは、どこから生まれてくるのであろうか。
先日、千葉県で某ベテランの政治家にあった時に、私が彼から語られた言葉。
「あなたはこのまま強い意志を持ち続けていれば、今回はダメでも近い将来には必ず望みは成就する」
そんなものかと思いながら聞いていたが、自分自身を信じながら、気が付けばかれこれ10年以上もひたすら道を歩み続けてきた。
あと数年余分に頑張ることには何らの苦労もないが、やはり同じように強い意志を保ちながら進んでいくことは大変なことだ。
昔と違って状況についても、それに付随する展望についても、現在の方が各段に良くなってきているわけだが、昔と決定的に異なる点は歳を取ってしまったということだ。
気楽に考えながらゆっくり行こうというようには、なかなか考えずらくなっている。
これがもう若くはないということか。まぁ、歳を取ったといっても老人の領域に足を踏み入れたわけではない。大きな山の頂を目の前にしての一呼吸ということだろう。
そのように思うと、石原慎太郎が80歳にして事を起こすという現実は、驚異的な意志力と言わざるをえない。