今年一年はいろいろなことがあり、少しせわしない一年だった。自分自身については、こんな感じだが、世の中を広く見渡すと、「誰もがギスギスして余裕がない」という感じだった。
当然長引く不況やら、何やらと社会を取り巻く状況には厳しいものがあるのだろうが、そんな物質的な面よりも精神的な面から、人々の気持ちにゆとりがなくなってきているような気がする。
これは社会にとって、危機的なことだ。気持ちの上でのゆとりや前向きな考えというものは、現状のあり方よりも未来への夢や希望によって培われていくものだからだ。
政治は今まで現実対応(改革やら制度調整やら)に追われていたが、これからは真剣に希望を語り示していく方向へと舵を取らなければならないだろう。