いよいよ衆議院の解散総選挙だ。年末にかけては忙しくなるだろう。 

 各地への応援部隊(通称:のづ軍団)の編成に手をつけなければならない。自分自身が出馬するわけではないが、この状況はまさに「血わき、肉おどる」という感じだ。


 現代の日本人がうつむき加減でおとなしくなったと言われて久しいが、かつてはこんなにも逞しい連中が活躍していた時代もあったのだ。



  「野性のひとびと」   城山三郎著   文春文庫



 大倉喜八郎から松永安左衛門といった、戦前に活躍した経済人を通して、かつての日本の黎明期における躍動的な社会や人間模様を描いている作品。


 現在の平和ボケ、欲ボケした社会からは想像できないほどの、かつての日本の国にただよう緊迫感、生命力の迸りを感じてしまう作品だ。