最近は他人のブログ、それも知り合いとかの議員関係者のブログを読むことにしているが、だいたいこれが同じようなパターンになっていることがわかる。


 まず自分の活動報告を中心としたものが多い。「どこどこのお祭りに参加しました」とか「福祉関係のNPOの勉強会に行きました」とか、日々の活動内容が写真などと一緒に掲載されている。

 本人は自分の活動を読者にアピールしているつもりなのだが、だいたい政治関係者の行動なんて似たり寄ったりなので(アマゾン流域を探検しましたとかはまずないだろう)、読んでいてつまらない。

 次に多いパターンは、自分の政治的な主義主張を一方的に書き連ねているやつ。右寄りとか左寄りとか偏った信念を持っている者に多い。政治家には政治思想や信念は大切だが、だいたいこれもワンパターンになってしまい、読んでいてつまらない。(たまに面白い視点で書かれているものもあるが)

 あとは現在の政局やら話題の時事ネタを自分なりに解説してあるやつ。これもその人なりの考え方が垣間見られて面白い場合もあるのだが、たいていはその人の政治思想にからめた論調になりがちで、読んでいてつまらない。


 結局、どれもこれも面白くないのでは、と思われえる方々も多いが、悲しいことにそれが事実である。だから、まず私は自分のブログに文章を書くときには、自分自身について議員としての変なアピールをすることは避けて、「政治関係」とにかかわらず広く興味のあるテーマで書いていくことを心がけている。

 そして細々とした雑感よりも、より広い視点に立った文章を書こうとしている。また理知的なことだけでなく、感性に響くようなことも取り上げようとしている。

 だからといって私の書く文章が面白いものかと問われればあまり自信はないが、少なくとも読んでくれる人に対する最低限のマナーとして、いろいろと試行錯誤を重ねていきたい。



 それから、私は「ツイッター」はやりたくない。つぶやきだか何だか知らないが、100字程度の文章ではいかなる表現も無理だからだ。(俳句や短歌を詠んでいるのではない)

 せいぜい「現在、どこどこで何々しています」というのがせいぜいだろう。よくツイッターで「**なう、**しています」なんて書いている議員もいるが、こんなのは本当にバカバカしいと思う。総理大臣や芸能人でもあるまいし、誰も「個人の行動」などには興味は持たない。完全な自己満足であろう。

 あと、私は「フェイスブック」にも懐疑的だ。だいたい何百人も親しい友人などできるわけがない。ほとんど他人であるだろう人々へのフォローほど煩わしいものはない。これも自己満足に陥りやすい。

 とは言っても、このように現在書いている私の文章も自己満足の一端であるかもしれない。だが、どうせ自己満足であるならば、薄っぺらいものよりも奥が深い自己満足の方が素敵ではないだろうか。