以下の写真は私の住む街のとある家の花壇の風景である。
赤、青、黄の花々が咲き乱れている。これをバランスが良いと感じるか、良くないと感じるかには個人差が存在する。
様々な花を色とりどりに植えるのが良いのか、花の色は統一して植えるのが良いのか、どちらの方がよりバランスが保たれていると感じるのも、個人個人によって差が出てくる。
何事にもバランスが大切であることには、誰も異論はないであろう。何をもってバランスを感じるかが問題なのだ。特に政治の領域においてはそうである。
さて、上の写真は花壇を斜めから撮影したものだが、この写真を見ればバランスが良いように思われる。しかしこの花壇を正面から撮影したら(ここではあえてその写真は掲載しないが)、なんかゴテゴテとしてバランスが悪く見えるのである。
同一の事象をとらえても、その観察、そして認識の視点により、感じるバランスも異なるから、物事を判断し選択することは難しい。