今日はパンダの子供シンシンが誕生したとかのニュースでもちきりになっている。パンダとは、世の人々が「可愛い」と感じる動物の代名詞のような存在である。

 

 愛らしい仕草とたれ目が、可愛いという感覚を引き出すのだろう。しかし、みなさんはこのことを知っているだろうか。あのパンダ独特のたれ目は、白と黒の色彩が織りなす模様であって、実際の眼光は鋭く熊のようであり、とても可愛いなどと表現されるものではない。白と黒の模様がなければ、鋭い目つきの動物なのだ。


 これも日常における錯覚の一つである。