昨日の出来事というタイトルから、多くの方々は小沢一郎の無罪判決についての内容かと思われるが、それについては多くの識者がコメントをしているので、ここでは触れないで、私自身の一日の出来事を書きたい。

 

 昨日は夕方から区議会の議員待遇者会が開催されていた。現職の議員も参加できるので、久しぶりにその宴席に出席した。

 引退された懐かしい先輩方に会うと、心が温かく豊かになる。共に過ごした昔の一場面一場面が脳裏に浮かんできて、様々な感謝と安心感を覚える。誰もが良き人々なのだ。誰もが愛すべき人々なのだ。

 しかし、本当に懐かしく愛すべきは、十年以上も前、まだ若く初当選したばかりで意気揚々としていた、かつての自分自身の姿なのかもしれない。そう考えると、私は実に幸福な議員生活をしてきたと思う。自分の過去を否定しないということは、幸せであり大切なことだ。


 その会合の後は、私たちの地方自治研究会の勉強会だった。講師は岩淵美智子さんという大学の先生で、目下話題の橋下大阪市長の掲げる改革構想を題材に、地方自治そのものに関する枠組み、システムについての内容だった。

 選挙の応援の場などで、何度かお会いしたことがある先生だったが、あらためて講演を耳にすると、とてもスマートで知的な方であると再認識した。

 やはり、政治(何も政治に限ったことではないが)には、知性が必要だ。