昼から座間市の選挙準備の手伝いに行った。神奈川県座間市市議会議員選挙、9月下旬告示、候補予定者竹田陽介(新人、28歳)の応援で、渋谷区の須田議員と一緒に座間市に行った。彼は大学時代(法政大学)から私の事務所のインターン生だった、まさに身内中の身内です。

 雨の座間市の住宅地を一軒一軒挨拶回りをしていた感じたこと。雨の街もいいもんだ。通りの草木からも春の生命力、そのかすかな香りが伝わってくる。そして靄に霞む通りの情景。人影の見られない森閑とした住宅街。何のへんてつもない街(これはいささか失礼な表現か)に、奇妙な愛着が湧いてくる。

 都心のギスギスした緊張感がバカバカしくなってくる。そんなカラ元気は貧しさの象徴だ。ここには確実な落ち着いた豊かさが存在する。

 こんな街で、人知れずに部屋を借りて一か月くらいゆったりと、好きな書物に触れながら暮らしてみるのも良いかもしれない。しかし、現在の私には贅沢すぎる行動かもしれないが。

 特に昨日に出会った千葉県での政治的ドラマの後だけに、妙に心が落ち着く。人間の営みとはこんなものだろう。リアルな風景には、リアルな存在感があるものだ。