名前というものは不思議なものである。週末、たまたま時間の合間に、板橋区の成増で一時間ほど、スタッフと三人で駅前ビラ配りを行った。成増という土地は、東武東上線に乗るときに、こんな駅もあるのかと思うくらいの程度に馴染みの薄い場所で、もちろん下車して活動するのも初めてであった。


 そこでビラを配っていたら、女子高生と思しき集団(6,7人)が声をかけてきた。「あっ、のづの人の本人だ」という具合にはしゃいでいた。

 なんでこんな場所で、しかも政治とは縁遠い学生に自分のことが知れているのだろうかと不思議に思い、その訳を聞くとと「ポスターで見ている」との返事。さもありなん、いろいろな場所にポスターを貼っている、たぶん板橋区のどこかのポスターを見たんだろう。

 だけど、なぜ高校生がそんなものに関心を示すのかが不思議だった。理由は簡単だった。彼女たちの友人にたまたま「のづ」という名前の子がいたのだった。「のづ」という名前は「山本」や「上田」なんかと違って、珍しい名前なので特別に印象的だったのだろう。面白いことを発見した。

 

 こんな一日、こんな発見もあるものだ。