その人は白血病と診断されて以降 薬を
グリベック→タシグナ→スプリセルと変えて来た。
白血球は5000位の正常値になったががん細胞は増え続けている。
3週間入院して不整脈の副作用を監視しながら薬の所定量を
服用するようになるかも知れない。そしてその次のステップは
骨髄移植だ。不安で不安で仕方ない。何とかして後10年は生きたい。
上の子供が高校卒業まではとの思いである。
少し遅れて合流した彼女の親友の女性と涙ながらに彼女の話を聴いていた。
しかし話す彼女は以前とは少し変化があった。以前は泣きながら話したのに
今回は涙を見せる事はなかった。それには理由があった。
昨年の夏にご主人の提案で家族で震災地に行ったそうだ。
そこで見た光景、感じた思いが泣かなくさせたのだと言う。
提案されたご主人の思いに脱帽である。そして体調悪いをこらえて
長距離ドライブについて行った彼女、そして6歳と8歳の子供さんにも
脱帽である。
私なんぞは何とノー天気に64年を生きて来たのか・・・
人の命なんて真剣に考えたことなんてあるのか?
健常人の生き方って何なのだ?
そんな思い、考えさせられた居酒屋であった。
