「元国立大学准教授の夫と、
国立大学附属教員夫婦による、
頭も体も心も最大限に高める子育て」
我が家のオレゴン州での子育ての日常をお届けします。
何か質問があればコメントへ!
子どもが小さい頃から、自分の人生を歩かせるために、大切にしていることがあります。
「自分で決めて、自分で責任を取ること。」
子どもが小さい頃から、「どうしたい?」と、ことあるごとに聞いてきました。
その日の予定、行く場所、あと何回、どの順番で、どうやって。
もちろん、親が望んでいることとは違うことを選ぶこともしょっちゅう起こります。
その時々によって違うけれど、基本は、「選ばせる」と決めたなら、それを否定しないこと。
意見したい時には、相手の意見を否定するのではなく、選択肢を与えること。
「〇〇だったら△△になるけれど、それでも〇〇で大丈夫かな?」
と、確認だけしておく。もちろん、脅しではない。
「〇〇だったら△△になるのが分からない?お母さんは□□がいいと思うけどな。」
これは、なし。
どんな子どもも、小さいうちは、世界の中心が親で、『親の言っていること=正しいこと』となりがち。
そして、どんな子も、親を喜ばせたいと思っているもの。
時にうまく導くことも必要だけれど、本人が選んで実行していく経験が必要なのです。
毎朝、学校へ行くまでに、30分机に向かう子どもたち。
これも、子どもが決めたことで、夕方お友達と遊びたいから、朝のうちにやり終えたいという理由だそう。
だけど、たまに、約束の時間に起きられない時がある。
すると、娘は、朝こんなことを言ってくるのです。
「おはよう。起きれなかったわ。今日は30分早く寝るわ。」
と、自分で、自分ができなかったことを認め、次にどうすればいいのかを、本人が判断しているのです。
もちろん、すぐにこういう思考ができたのではなく、ゆっくりと育てた結果。
『思うようにできなかった事実を受け止め、なぜ失敗したか、どうすれば次につなげられるのか。』
私は、起きられないかったことは責めず、次にどうすればいいかを考えられたところを褒めました。
失敗した時に、誰かを責めるのか、何かのせいにするのか、それとも矢印を自分に向けるのか。
これは、一人立ちしていく中で、とてもとても大切な思考だと思うのです。
写真は、日本で住んでいた、大好きな大好きなマンション。
ソファーをくっつけて、秘密基地を作っている間に、寝てしまった娘。
食べたい時に食べて、寝たい時に寝て、遊びたい時に遊んでいた時代から、随分成長したものだ。
明日は予定時間に起きられますように!
アメリカでの我が家の日常や子育て、
日米で小中高大の教員経験のある我が家の目線から、いろいろお届けします。
皆さんの家庭教育や子育て、夫婦の形、自分の人生についてのお話も、たくさん聞かせてください。
いつか、オンラインやインパーソンで会える日を願って!!