電気水道がない中、盛り上がる子ども。 | のぞみブログ

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子育て、教育ブログ

「元国立大学准教授の夫と、

国立大学附属教員夫婦による、

頭も体も心も最大限に高める子育て」

 

我が家の

オレゴン州での子育ての日常を

お届けします。

 

何か質問があればコメントへ!

 

うちの子育てのポイントなどを交えながら、

お答えしたいと思います。

 

 

歴史的な寒波を迎えたオレゴン州。

私自身も初めての、‐10℃を記録し、

雪ではなく、氷が降り続き、

学校が11連休となったある日。

 

水道管が破裂し、自ら閉栓、

ショートを恐れて、電気も自主停電させ、

電気水道がない日々が始まろうとしていました。

 

火事を恐れ、消火器を抱いて、

みんなで一階でお布団を並べて寝ることに。

 

そこで、娘が、緊急の状態に怖がりながらも、

「水をそばに置いておこう」

と、直前に溜めた水を枕元に並べ、

「(逃げるために)お金を集めよう」

と、家中のお金を集め始めました。

 

だけどアメリカ。

基本的に一切現金は使わない生活なので、

子どもたちが何かの時にもらった$で、

全部で$100もなかったけどね。

 

双子たちは、消火器の使い方を確認し、

もしもの時の経路を考え、

眠りにつきました。

 

 

ありがたいことに、無事、翌朝を迎えた私たち。

 

起きた瞬間に、双子たちは、

雪解け水をクーラーボックスに溜め初め、

トイレやらの生活用水に使う準備をしてくれました。

 

娘は、私と一緒に、溜めた水で朝ごはんづくり。

まだまだ外に出れないので、

なんとか冷蔵庫のあれこれで、

いつもの質素な朝ごはん。

 

みんなで、トイレに行く度に、

雪解け水をタンクに運び、

それぞれが、それぞれできることを自然とします。

 

あとは、ひたすら時間がある一日。

電気もWi-Fiもないので、みんなで何をする?

となった時に、子どもたちは、

 

無限大富豪

 

を始めていました。

 

そう、トランプの大富豪。

 

それから、カードゲームや、オセロ。

 

きゃっこらきゃっこら、大笑い大騒ぎで

三人で永遠と盛り上がっているのです。

 

普段、学校や習い事、やることいっぱいで、

なかなか「何をしよう?」と考える時間なんてない日常。

 

そして、いつもは、言い合いも多い三人。

 

だけど、こうして、非日常な時こそ、

それぞれが、そして三人が、

「自然に」楽しめることが、なんだか嬉しかった。

 

 

水道と電気が戻った時、

当たり前に感謝する気持ちが、子どもにも自然に生まれます。

 

起こったこと全てを、マイナスにとらえるか、

プラスに持っていくか。

大切な、生きる力だと思います。

 

 

 

 

 

アメリカでの我が家の日常や子育て、

日米で小中高大の教員経験のある我が家の目線から、

いろいろお届けします。

 

N&M Academy LLC

 

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夫婦の形、

自分の人生についてのお話も、

たくさん聞かせてください。

 

いつか、オンラインやインパーソンで

会える日を願って!!