元国立大学准教授の夫と、国立大学附属教員夫婦による、頭も体も心も最大限に高める子育て。
ここでは、オレゴン州の普通の日常をお届けします。
日本では、本当に忙しい毎日でした。
夫婦ともフルタイムだったし、大臣は海外を含めて出張もあり、小さな子ども3人抱えて、もう必死。
渡米後、生活は一変し、私は子どもたちと1日中一緒にいる生活を送ることになります。
そして、コロナ禍での2年のステイホームで、仕事も学校も習い事もない生活が始まりました。
そんな時、ふと家の中で遊べるものをーと思い、双子に、リコーダーを教えることになりました。
一人は、音楽を全くやったことがなく、ドレミの読み方から、リズムの取り方など、まずは楽譜を読めるように。
小学校の全ての教科書の楽譜をある程度弾けるようになるまで、そんなに時間はかかりませんでした。
(なんせ、365日することが何もない。)
そうこうしているうちに、生活が元に戻り、双子は中学校へ進学し、選択授業で、バンド(吹奏楽)を選びました。
終始「簡単すぎる」と言い、1年後には、二年生クラスを飛び越えて、三年生クラスへ飛び級。
(アメリカでは、クラス単位で、飛び級ができます。)
そして、コンサートのソロを選ぶとのことで、見えない状態でオーディションが行われ、4人が演奏したそうです。
見事、7年生(中2)の息子は、他の8年生(中3)相手に、全メンバーから過半数以上の票を集め、ソロを勝ち取りました。
そして行われた演奏会。
客席にまで伝わってくる緊張の息子。
ソワソワしてるし、目は泳いでるし、楽器を持ち直したり、手を動かしたり、これぞ緊張の極み!
だけど、息子は音楽のメロディーをしっかり受け取り、自分の音楽を懸命に奏でました。
満場の拍手の中、ちょっと恥ずかしそうに立つ姿。
よく8年生相手に、オーディションに立候補したなぁと感動。
そして、(極度の)緊張の中、逃げ出さずに、よくこの舞台に立ったなぁ。
そして、これらの基礎が、なんと日本の小学校の教科書を使った、スパルタリコーダーレッスンの延長で掴んだものだなんて。
(海外在住の多くの日本が感じていると思うけれど、やっぱり日本の教育、教科書は素晴らしい!)
毎日、ひとつずつ積み重ねること。
そして、一歩踏み出す勇気を育てること。
がんばったね!すばらしい!おめでとう!
アメリカでの我が家の日常や子育て、日米で小中高大の教員経験のある我が家の目線から、いろいろお届けします。
皆さんの家庭教育や子育て、夫婦の形、自分の人生についてのお話も、たくさん聞かせてもらいたいです。
いつか、オンラインやインパーソンで、会える日を願って!!