先日、ご縁あって、田端文士村記念館に「あなただけに読む朗読会」vol.6~嗚呼、無常・・・~芥川龍之介「雛」「蜘蛛の糸」のチラシを置かせていただきました。
田端には明治から昭和にかけて文豪たちが多く住んでいました。芥川龍之介の住まいも駅からほど近くにありました。
今、開催しているのは、こちら。
文豪たちのこっちが赤面してしまうような文面が見られます。芥川龍之介が文夫人に宛てた手紙なんて、とっても可愛くっていゃ~、亡くなってから100年近く経ってまでもねぇ~。自分のラブレターが人様の眼にされされているなんてね。あの世からどう思って見てるんでしょうね。
文豪たちの筆跡を見ていると、人となりやそのときの心境などが伝わってきて、一気に身近に感じます。
次回の「雛」で、知りたいこともあり、司書さんにお訊きしたところ、親切に文献を引いて丁寧に教えてくださいました。あ~。スッキリ。そういうことだったのね。
毎回、いろいろなテーマで展示がされていて、貴重な資料もその都度入れ替えられていて、見応え十分。なんと、無料!この日も沢山の人が訪れていました。
もちろん、この辺りは戦争で焼けて、すっかり変わってしまいましたが、辻々に当時を偲ばせる景色が残っていたりして、今の季節、散策にはもってこいです。
遠くないのに、なかなかこういう機会がなければ降り立たない地ですが、本当に宝箱のような街。
JRで1つ、隣の西日暮里から歩いて谷根千まで足を伸ばしました。
同行して下さった受講生様に連れられて古民家をリノベーションしたカフェへ。
コロナの数字も落ち着いて、この日は、沢山の人でにぎわっていました。
知る人ぞ知るカフェ。この界隈は、リノベのカフェが沢山ありますが、ここは、フラッと行ったら、ちょっと分からないかも。路地裏にこんな素敵なカフェが。戸を開けて中に入ると、若い人たちでこちらもいっぱい。
最後は、千駄木駅まで歩いて、駅近くのこちらのおせんべい屋さんでおせんべいを買いました。
「創業明治8年、森鴎外や高村光太郎などにも親しまれた菊見煎餅を、谷根千散歩のお智也手土産に是非どうぞ。」って。夜は、煌々と明かりがついていて、とても引き込まれるお店です。
こちらは、東大前の明治36年創業の一炉庵の和菓子。漱石がロンドンから帰国後にこの辺りに住んでいたそうで、通っていたお店だそう。おみやげにいただきました。「猫のひとりごと」も練り切りも、可愛らしくて食べるのがもったいない。
なんかね、ずっと家にいることが多かったから、この日のように天気が良くても、外に散歩に出かけることさえ忘れていました。
こんなに素敵な景色が広がっているのに。来週は、また気温も上がるって言うじゃないですか。第6波が来るって噂もありますが、こんなベストシーズン逃がしたらもったいないですよね。行けるときに行きましょうよ。行きたいところへ。
さて、ここからは宣伝で申し訳ないんですが、11月23日(祝・火)、お待ちしております。「あなただけに読む朗読会」vol.6~嗚呼、無常~芥川龍之介「雛」「蜘蛛の糸」
この「雛」は、江戸から明治にかけて没落した家のお話なんですが、家族の風景描かれていて大好きなお話です。芥川龍之介といえば、説話やキリシタンの話、王朝の話など、昔の話を底にして書いた話が多いのですが、この話はオリジナルでしょうか。それぞれの人物や立場や事情が描かれていて、全員の気持ちが理解できるというか。
懐かしい風景の見えるお話です。
もう一つの「蜘蛛の糸」は、とても有名な話ですが、描き方ひとつで変わってくると思うんですよね。まぁ、どのお話も読み手の解釈でガラリと変わるものですが。それを、今回は、私の解釈が見えるように作っています。小川このんのパーカッションも相まって、面白く仕上がってきていますよ。
前回同様、スタッフ一同、心よりのおもてなしの精神でお迎えいたします。
私たち音魂~OTODAMA~が、どんな様子なのかご存じない方も多いと思いまして、今回、vol.5の模様をショートムービーにいたしました。今回と同じ会場、昭和の家/縁側カフェで撮影しています。雰囲気だけでも分かって頂ければ。
晩秋のちょっと寂しく切ない季節、足を伸ばして、ぜひ、昭和の家/縁側カフェへ。
あなた様のお越しをお待ちいたしております。
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朗読コンテスト情報
「聴いて、読んで、語り合う」朗読座談会 (NPO日本朗読文化協会主催)2022年2月5日開催
詳細はNPO日本朗読文化協会のHPから。 課題作品は
・山本周五郎 「日本婦道記 松の花」
・太宰治 「満願」
・中島敦 「山月記」
・新美南吉 「でんでんむしのかなしみ」
。
☆参加者選考(録音審査・メッセージは参考)
録音審査により、10名の参加者を選出
※結果は2021年12月中旬に協会ホームページにて発表し、座談会出場者にのみ通知。
※「朗読への思い、自分の目指す朗読」(200~400文字のメッセ―ジ)も参考にさせていただきます。←参考、と書かれていますが、結構大事な気がする。
※会場は、国立オリンピック記念青少年総合センターを予定。
※座談会を会場でご覧になる、オンラインで視聴、どちらも無料ですが、座談会参加応募した方と、協会会員でないと視聴できません。
とのことです。加賀美さんらと朗読について語って、その上朗読も発表できるなんて、素敵ですね。
今まで、第9回まで朗読コンクールとして開催されてきましたが、今回は、一般の方が朗読を披露できるチャンスそのままに、興味深いイベントとなっていますね。
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今年度の募集は終了しましたが、観覧を募集しているところがまだありますよ。
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第13回「古典の日」朗読コンテスト(公益財団法人 京都文化交流コンベンションビューロー 古典の日推進委員会・古典の日文化基金賞顕彰委員会主催)詳細は、古典の日朗読コンテストからご覧いただけます。
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第14回青空文庫朗読コンテスト(一般社団法人日本朗読検定協会主催)
【本選日程・時間】
日程:2021年12月31日(水)
放送:12時00分~16時30分ごろまで ※オンライン放送は、一般社団法人日本朗読検定協会 公式Youtubeチャンネル登録者の方に告知され、この日限りの放送となります。詳細は、日本朗読検定協会のHPをご覧ください。
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令和3年度文の京ゆかりの文化人朗読コンテスト(文京区主催)
応募は締め切られました。
詳細は、跡見学園女子大学のHPで。
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第10回 朗読だいすきコンクールin大阪~こころがふり向く朗読をめざして~(一般社団法人日本朗読協会主催)
本選出場者発表 11月1日 (協会HPにて掲載)
詳細は、一般社団法人日本朗読協会のHPへ。
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小堀 望「あなただけに読むための朗読教室」
文字を読み上げることだけが「朗読」ではありません。
書かれた文章を、声を発する人の体を通して、
聴く人の脳裏に映像を映す朗読を目指しています。
それには、「声」以前に「体」から見直し、
「自分だけの音」を見つけるところから探ってゆきます。
美しい声よりも、鮮明な映像を。
ご賛同いただける方をお待ちしております。
小堀 望
ご入会希望の方は、フォームよりお問合わせください。
※対面での発声訓練を再開いたしました。引き続きソーシャルディスタンスを保ち、広いスペースで行います。
※当面、ZOOM、LINE電話でもレッスンを行っていきます。日程は、ご都合の良い時間を調整いたします。ZOOMが初めての方も、導入から丁寧にレクチャーします。この機会にぜひ使い方をマスターしましょう。
※2021年度は水曜日を定休日とさせていただきます。
プロを目指す方、人前で朗読をしたい方を対象としていますので、アクセント、プロミネンス、活舌など、しっかりチェックいたします。
通常コース
1か月に1回50分~×2回のレッスンで、3ヶ月以上ご受講される方。
月謝:お一人1回50分¥7,200(延長1,440/10分)×2回 ¥14,400~
月1コース
1か月に1回90分~のレッスンで、3ヵ月以上ご受講される方。
月謝:お一人1回90分¥12,960(延長1,440/10分)×1回 ¥12,960~
※すでに朗読を教えていらっしゃる方、他団体でご活躍の方、各朗読コンテストで優勝経験のある方、また、相当の実力があると当方が判断した方は、5割増し。
※短期(3ヵ月未満)、ブラッシュアップでご受講の方は、1回90分~のご受講をお願いします。
※別途、部屋代(¥150~¥1100)資料費は実費をいただきます。
※朗読コンテスト特訓は、個人レッスンとなります。完全予約制です。
※また、必ず入選、入賞することを保証するものではありません。
その他のコース、詳しくは「あなただけに読む朗読会」HPをご覧ください。
~~朗読コンテスト実績~~
2018年度実績:8割が4大大会にて決勝進出。うち優秀賞1人。
2019年度実績
第7回 「朗読だいすきコンクール」両部門とも優勝!
文の京ゆかりの文化人顕彰事業朗読コンテスト3名決勝進出!
第11回「青空文庫朗読コンテスト」対面予選にて決勝進出1名!録音予選にて決勝進出3名!うち1人銀賞受賞!
第11回古典の日朗読コンテスト、特別賞・京都府知事賞受賞!
NPO日本朗読文化協会第9回朗読コンクール決勝進出3名、うち1名準優勝受賞!1名審査員特別賞受賞!
2020年度実績
第8回「朗読だいすきコンクール」個人部門決勝進出!
第12回「青空文庫朗読コンテスト」録音予選にて決勝進出2名!
第9回「朗読だいすきコンクール」ツイン部門決勝進出!
第5回 吉野弘の詩朗読コンクール決勝進出2名!
2021年度
第13回「青空文庫朗読コンテスト」3名決勝進出、うち審査員特別賞1名!
第9回「久留島武彦顕彰 全国語りべ大会」第2位≪日本青少年文化センター理事長賞≫受賞!第3位≪玖珠町長賞≫受賞!
第14回「青空文庫朗読コンテスト」2名決勝進出!
2021年度生募集!
プロとして活躍を希望する方を対象としたグループレッスンです。文章を読む上での基礎を徹底し、舞台に立つための身体の訓練を即興演劇集団リンガフランカ主宰柏原直人氏を招いて行います。全くはじめての方も大歓迎。
☆日曜クラス月2回、第2、4日曜日14:00~17:00。
前半の身体の訓練を柏原氏、後半実技を小堀が担当します。
年に2回、発表会を予定。
*参加条件
・当会の一員として舞台に立つことができる方。
・6か月以上受講可能なこと。
・運動神経の良し悪しは問いませんが、めげないこと。
・動きやすい服装と上履きを用意して下さい。
お一人¥12,000/月 (25歳以下、10,000円/月)※別途施設使用料一月¥300
おかげを持ちまして2021年10月で丸11年。12年目に突入です。
作品をじっくり味わいながら楽しく読む入門講座です。
よみうりカルチャー町屋で募集中。定員10名 現在満席ですが、増席予定。お問合わせ下さい。
「朗読・語り・発声入門」第2、第4火曜日15:30~17:00
お問い合わせ:よみうりカルチャー町屋 Tel:03-3802-7115
11月23日(祝)音魂~OTODAMA~の新作「あなただけに読む朗読会」vol.6!~嗚呼、無常・・・~芥川龍之介「雛」「蜘蛛の糸」ご予約受付中
♪小堀 望・音魂~OTODAMA~にリクエストは、こちらのフォームへ。
♪小堀 望・音魂~OTODAMA~に、こっちでも演ってほしい!など出演の依頼は、
こちらのフォームへ。