スタックベルトは要りまぁす | モトクロスがある生活

モトクロスがある生活

1989年生まれの河村広志が日々の日常とモトクロスがある生活を赤裸々に綴ります。

今年もよろしくね!

 

とは聞いていたものの、まさかこんなメッセージがくるとは

 

 

昨年参加させてもらった成田モトクロスパークのエクストリームエキシビションでは、ログプールでかなり苦戦はしたものの、スタックベルトはそんなに必要性を感じませんでした。

 

 

今回もそんなこと思いもしていなかったのに、昼飯前にこのメッセージ。

 

 

 

「スタックベルトが要るのか…。」

 

 

さすがワタライさん。

 

 

僕が

去年の感じのコースなら、今年はもう少しうまく走れちゃうかも!がんばっちゃうゾ☆

 

とか思ってぬけぬけと参加表明してからこの反則すれすれのカウンターパンチ。

 

 

スタックベルトが必要な過酷なところにはいきたくないよう。と今更言えず。

 

 

 

そんな事をツイッターでやり取りしていたら、当日のMCを務める楽さんがみかねて、完全ワンオフ世界の野口シート謹製「YSK大臣刺繡入りスタックベルト」を授けてくれました。

 

 

程よくゆとりのある長さ。掴みやすいように折って縫い合わせられています。

 

 

ドラクエだったら終盤の終盤に出てくるウルトラレアなアイテム的な位置づけなのでは!

 

こんな良いものを…

ありがとうございます。

 

 

そんなこんなで今回のコースを下見。

 

 

 

あー間違って建設会社の資材置き場に来ちゃったかな?

 

とか一芝居打って名古屋に帰ろうかと思いました。

 

 

こんなもんコースに置いてあったら危ないよ!ってやつばっかり。

 

 

心の中で緊急自分会議がザワザワ開催される中、先日手の甲を骨折したAD/tacさんがやってきてアドバイスをしてくれました。

 

 

 

「ここはここら辺に当てて、あの丸太の向こうまで」

 

「はぁ。」

 

 

 

 

「このステアはここにラインがあるでしょ?」

 

 

「らいん、って言うんですか。それは。」

 

 

tacさんの言ってる事は大体理解しているつもりですが、イメージするまではいいんだけど、いざバイクに乗るとイメージとはかけ離れた現実を突きつけられます。

 

 

今回、レース中にも幾度となくアドバイスを頂きました。

 

 

 

 

「広志君!進入スピードが速い!もっと手前で!クラッチ使って!」

 

 

「ハイ!」

 

 

 

ゆっくり…

 

 

ゆっくり…

 

 

 

手前まで来たら…

 

 

 

 

ここでクラッチあててフロントアップで一気に!

 

 

 

ドォォオーーーーーーンッ!!!!

 

 

でした。

 

 

 

「広志くんもっと腰引いて腰引いて!」

 

 

「ハイ!」

 

 

ゆっくり…

 

 

ゆっくり…、こんどは腰引いて…、ここでクラッチあてて一気にフロントアーップ!

 

 

 

 

 

腰引いてる分さっきよりドォォオーーーーーーンッ!!!!

 

 

 

 

でした。

 

 

 

何してもダメで、いつもはフロントアップくらいは何も意識しないでもできるのになぜ???

 

と思っていたら

 

 

 

tacさん「広志くん、ごめんタイヤだわw 空転してるw」

 

 

なんとまあ!

 

 

じゃあしょうがない。

 

 

と言いたいところだけど、皆が通過してテラテラになったラインを一本横にずらしただけで簡単に浮き上がりました。

 

 

これはタイヤのせいでなく、完全に僕の技量の問題です。

 

ちょっと考えれば気が付きそうなものなのになー。

 

おかげさまで楽さんに頂いたスタックベルトは八面六臂の大活躍。

 

 

以前の僕では考えられません。

 

いやーこのスタックベルトが無い生活にはもう戻れないですよ!

 

今じゃこのスタックベルトのおかげでモテモテです!

 

 

くらい言わしてもらいたいほど恩恵をうけました。

 

 

 

今回はエクストリームエキシビションレースの前にモトクロスコースでデモンストレーション走行をすると聞いていたので、タイヤも悩んだけどとりあえず19インチのソフトをはいていきました。

 

 

しかしそのデモンストレーション走行も、僕とワタライさんだけという状況になり、急遽観客の見えるところでウィップをしようということになりました。

 

 

僕はウィップが得意なわけではありません。

 

IAライダーがバンバンに捻り散らかしているのを見て「ほぁ~すごいなぁ~」って口を開けて見ている派のIAなので。

 

 

実質は試乗会からエキシビションレース用にコースを切り替える時の時間を埋めるためのプチイベントでしたが、なんとか捻れない尻を捻ってみました。

 

 

僕のプリケツが躍動していますね。

 

ちなみにこれは練習中の写真。

 

レッドブルを配りに来ていたお姉さんが見ていたのでこれ見よがしにかっこつけました。

 

 

 

本番では僕の後ろをワタライさんが飛んでいたので、実際に見ることは出来なかったのですが、僕とワタライさんとのウィップの違いはズバリ「寝かせ」です。

 

 

僕は写真のようにプリケツをプリッとさせただけなのですが、ワタライさんはバイクごと水平にして捻っていました。

 

さすがです。

 

 

この状況を僕はあえて「スタイルの違い」と、いうことにしたいと思います。

 

 

 

でも観てくれてた人がいるとはりきっちゃう。

 

 

人の前で飛んで歓声が上がる。

 

気持ちいい。

 

 

FMXもこんななんだろうか。

 

 

ただ僕とワタライさんは持ちネタが「捻る」事以外なかったので、最初はまっすぐピョーン!と飛んでからの、徐々に捻りを加えていく作戦でいきました。

 

が、そんなものは3、4回で限界が来ます。わかってました。

 

 

でもまだ時間が余ってるってんで喋りましたわね。

 

 

エンデューロのイベントでまさかの「ウィップ講座」

 

 

 

楽しかったなー。

 

 

今回もまたGoProで撮影してきたので良かったらみてください

https://youtu.be/upaFMT8uPUs

 

 

結構な勢いでヒューム管に突っ込んでいるのが見れますでしょう。

 

 

痛かった。

 

幸い骨盤辺りの打ち身程度で済んだので良かったです。

 

 

楽さんはこのハンドルお腹直撃を「切腹スタイル」と言っていました。

 

武士道精神が脈々と流れている純日本人としては、介錯の無い切腹ほど辛いものはありません。

 

 

3回も腹を切ったのに、残ったのは痛みとバックルがビローンと壊れたモトパンでござる。

 

 

しかし、事後の文句は武士道にあらず。

 

 

 

今回もとても楽しいイベントでした。

 

 

運営、コース作りから、当日オフィシャルをしていた方々、そしてコースサイドで応援してくださった方々、本当にどうもありがとうございました。

 

石戸谷蓮くんとこのカレーもめちゃくちゃ美味しかったです。

 

とろけるお肉が入ってた

 

 

次回はお腹のところに少年ジャンプを挟んで挑みたいと思います。