ゆうくんのことは
実はすっかり忘れてた
忘れられる時がくるなんて
めちゃくちゃ楽で
どうにか忘れられるように
祈ったほど苦しかったから
願いは叶えられたのだけど
忘れていることに気がついたとき
ほんのちょっと寂しい感じはしてた
あれほど好きだったのに
忘れる日が来るとは笑える
まぁさすがに4年目突入して
毎日忘れられへんとか怖いやん
と、思ってたのに
先ほど
ゆうくんの顔が突然思い出して
涙が出た
私はゆうくんの顔を覚えてませんでした
ずーっと好きで好きでたまらないときも
見つめ合ってたあのときも
早く忘れたくて苦しかったときも
ゆうくんの顔は思い出せませんでした
ところが先ほど何気に
昔見たゆうくんのリアルな夢を見たことを
思い出したとき
フラッシュバックみたいに
たくさんのゆうくんの顔が
たくさん頭の中にもどってきた
ほとんど、コナン君に出てくる犯人の
黒い人だったのが
鮮明に思い出して
びっくりするほど涙が出ました
心臓がキューンとなって
覚えている彼の言葉と顔が一致して
自然にワッと涙が出ました
何急にぃ…
会話も少なかったのに
そのうちの心地よい沈黙とか
ゆうくんの朗らかな笑顔とか
眠くなるような話し方とか
時々 冷たくなる態度とか
全部思い出して
あ～恋してたんやねぇ
って、自分めちゃくちゃ可愛いやんって
ちょっと鼻水出た
純粋に好きやったとか
既婚者が言うたらあかんけど
好きになって良かったと思える人やと
思い出しても「キュンてだけ」する恋愛て
初恋以来ないと思うし（偏見？
）
嫌なとこもそんな知らんけど
うわ、ちょっと嫌やなぁて
あ、ここちょっと引くわぁみたいな
とこも全部
わ、愛おしい
って思って泣いた
こんなのは初めてでびっくりするねんけど
何年も経って泣くとか
そんなタイプでもないから
相当気持ち持ってかれてしまってるやーんって
苦笑い
（やっぱり好きやなぁ…）って
会えないけどそんな事あるんや！って
再度びっくり
