FIGARO Japanの6月16日に投稿された記事
「バレエとファッションが融合した話題作
『EOL』、CFCLによる衣装の制作秘話に迫る。」
この記事を読んで、
いま話題となっている
ネオクラシックバレエについて調べてみました。
今回、
話題の舞台『EOL』をきっかけに
ネオクラシックバレエとは何か、
バランシン以降の進化の流れ、
そして
このジャンルが今後どのようにバレエ界を
変えていくのかを考えてみました。
『EOL』が教えてくれた、
現代バレエの“いま”
FIGARO Japanの記事によると、
『EOL』はハンブルクバレエ団の
プリンシパルである
シルヴィア・アッツォーニと
アレクサンドル・リアブコ夫妻による創作バレエ。
ピアノの生演奏を背景に、
愛をテーマにしたデュエットが続いていく構成は、
クラシックバレエに則りながらも、
明確な“いま”を感じさせます。
特に注目したのは
ファッションブランドCFCL
(Clothing For Contemporary Life)
が
衣装を手がけた点。ニット素材を用いた衣装が、
ダンサーの身体の動きをしなやかに包み、
舞台芸術とファッションの融合という
新たな挑戦を示しましたこと。
ネオクラシックバレエとは何か?
バランシンとの違い
ネオクラシックバレエという言葉を聞くと、
まず思い浮かぶのはジョージ・バランシン。
彼は20世紀の中盤、
クラシックバレエのフォルムを保ちつつ、
より抽象的で音楽性を重視した作品を
多数発表しました。
バランシンのネオクラシック
- 物語性を排した「音楽による構成美」
- スピード感とラインの美しさを追求
- 白いレオタードにタイツという衣装が多く、無機質な美
現代のネオクラシック
(『EOL』のような作品)の特徴
- 物語性を含む構成(感情・関係性を描く)
- ファッションやテクノロジーとの融合
- ジャンル横断的な音楽性
(ピアノソロ、生演奏、電子音など) - ダンサーが個性を前面に出せる振付
(均一ではなく“多様性”を活かす)
つまり、
現代のネオクラシックは、
バランシン的様式を引き継ぎながら、
物語性と感情表現、
そして
芸術ジャンルを超えた融合へと
進化しているのだとがわかりました。
ネオクラシックバレエの
可能性と未来
『EOL』のような作品は、
「バレエはクラシックとコンテンポラリーの間で、
新しい道を歩み始めている」
と感じます
さしてバレエに詳しくないわたしが
このようなことを書くのは
大変おこがましいと
思いますが
1. 多様な身体と表現が認められる舞台に
クラシックの厳格な型を尊重しつつ、
個々のダンサーが“その人らしさ”を
活かせる作品が増えてきています。
固定された役割から解放されることで、
新たな感情や関係性が表現できる
2. アート・ファッションとのクロスオーバー
『EOL』の衣装を手がけたCFCLのように、
ファッションとバレエのコラボは
今後ますます注目されることを
予感させます。
舞台が“動く美術空間”になることで、
観客の心に残る体験が生まれます。
EOL オフィシャルサイト
CFCL
あらためて
〜バレエは止まらない〜
今回FIGARO Japanに投稿された記事を読み、
バレエが決して“古典”では終わらないということ。
時代と共に進化し、異なる芸術と響き合いながら、
次の世代へと受け継がれていく。
そして何より、
そこには常に若い才能と自由な発想がある。
バレエは今、
まさに新たな時代へと歩み出していることを
実感しますし、
バレエの進化と可能性を
強く感じさせられました。
FIGARO Japanの記事
でも、
個人的にはやっぱり
”古典”ークラシックバレエの方が
好きなんですけど
ね・・・・。
相模原のバレエ教室なら