バレエは言葉を用いません
その代用として
「マイム」があります。
しかし
個人的に私は
このマイムは
あくまで
補助的な表現手段なのでは
ないかと思っています。
専門家の判断、ご意見はともかく
バレエで重要なのは
あくまで
「言葉」のない世界で
表現すること
あえて
「言葉」を用いないこと
そのことに
意味がおるように
思えてなりません。
もちろん
「バレエ」は舞踊という
表現形式なので
言葉がないのが
当然、当たり前だと
言われても仕方ないのですが
「言葉」なしで
人とコミュニケーションを
しなければならない時
ちょうど
外国語で伝えばければ
ならない時を想像してみてください
おそらく
外国語を話せない場合は
身振り、手振り
体全体を使い
なんとか
相手に伝えようと
必死になるのでは
ないでしょうか
最近、YouTuneをみると
多くの外国の方が日本を訪れ
日本の地方でのエピソードとして
話している動画では
英語の苦手な日本人が
本当に、親切に
そして
丁寧に
説明してくれて
対応してくれる
そんな
内容の動画がたくさん
見かけます
不思議なことに
多くの外国の方は
言葉の壁を乗り越えて
日本人の親切さ
優しさ
などの対応を
理解してくれています
どうして
言葉が通じないのに
誠意や行動
対応、親切さが
理解しても耐えるのでしょう?
おそらく
対応してくれた日本人の
表情、行動、仕草
身振り、手振りも
含めて、さらには
「笑顔」や「お辞儀」
などの日本独特の
習慣など
これらすべてが
「言葉」と
同じコミュニケーション力を
持っているからでないかと
想像するのですが
みんさんは
どう思われますか?
では
バレエの場合はどうなんでしょう?
難しいテクニックをようした踊りの
場面では、多くの観客が拍手します
いわゆる
見せ場ということですね
歌舞伎も同じように
この見せ場では
掛け声がかかります
見せ場には
踊り手と観客の間に
予め約束事があるかのように
観客が反応します
このアウンの呼吸
踊り手と観客の間に
存在する
テレパシーのような
コミュニケーションって
いったい
なんなでしょうね
クラシックバレエの場合は
特に
作品の物語を観客が
当たり前のように
知っているので
説明がなくても
ここが
見せ場
と
わかってる!
とは言っても
わかっているかといって
毎回同じ場面で
同じように
観客が感動するとは
限りません
その時の
ダンサーの踊り
表情
感情
観客への愛情
「情」
のちからによって
観客は
毎回同じ作品で
見せ場以外にも
全く違う踊りの場面にも
感動します
もちろん
そのために
正確な踊りのテクニック
音楽の理解
そして
何より
踊りの表現力とダンサー自身の魅力
これがなければ
言葉の持つ
コミュニケーション力を
超えることは
できません
バレエは
言葉を用いない分
踊りそのもので
見せる
伝える
そして
ダンサーの
人間としての
すべてを
用いて
表現する
極めて
個人的な全身全霊の
人間そのものすべてを
舞踊による
総合表現の手段
それが
言葉を用いず
人々をこんなに
魅了し
感動させる
「バレエ」
なのかしら??
相模原のバレエ教室なら