「恋とパズルとシャンプーと」「ハーティーパーティーメガパニック(志木バージョン)」が週末で千秋楽を迎えた。劇場にきて下さった皆様、ご来場有り難うございました。
そして出演者の皆さん、ならびに劇団員、本当にお疲れ様でした。

ハーティーはベニバラとキャラクター達の初のコラボ作品。
取りあえずは簡単な粗筋を。
ある研究所でとんでも無いマシーンが開発された。
マシーンに乗りレバーを右に倒して夢を唱えるとどんな夢でも叶えてくれ、
逆に左に倒し怖い事や恐怖を唱えるとその全てを消し去ってくれると言うドリームマシーン。
だけど左に倒す方の機能はまだ未完成。決して左に倒してはいけない。
正確には完成には至っていないがこの町を離れてしまうとあるキャラクターの為に、
強引にも完成披露と送別会を兼ねたパーティーが開催される事に。
招待されたキャラクター達が夢を叶えて行く。
のだが、、、ストーリーはとんでもない事態へと発展していく。
パーティーは一体どうなってしまう!?
ザクーーーーとそんなお話。
2008年に某テーマパークの夏のイベントのコンペに出展し、
最後のプレゼンで惜しく選ばれなかったプロットを、
今回新たに10体のキャラクターとベニバラヴァージョン用に改編したのが本作。
大本「◯ー◯ィーのラボラトリーパニック!」が6年の歳月を経て、
「ハーティーパーティーメガパニック!」として日の目を浴びる事が出来て良かった。
キャラクターの皆さん、必死に練習してくれた本当に有り難うございました。
8月の博品館も頑張りましょうね!博品館ヴァージョンのキャストも頑張ろうね!
スタッフさんも凄く凄く大変だけど頑張ろ!
沢山のお客さんが見に来てくれる夢叶えましょ!



恋パズシャンは数年前に劇団員の若手公演に書き下ろした人生初のラブコメ。
ちなみにこれが俗に言うラブコメなのかは未だに分からない。
ま、それでも大きな事件もなく、派手なアクションや、裏切りなどもなく、
ゆる~い感じで進んで行く作品は、僕が書いた中でも稀な一本だと思う。

千秋楽を見ててふと思った。
「え?こんな台詞書いたっけ?」
そう思う箇所が何カ所もあった。
でもそれは確かに脚本にある台詞で間違いない。
僕は脚本を書いているといつも頭の中で台詞が聞こえて来る。
それを文字に起こす作業の連続。
だけどそれはあくまでも僕の声が頭の中で聞こえて来てる訳で、
配役されたキャストの声では聞こえてこない。
稽古の大詰めまでキャストは試行錯誤をする。
ともすれば初日ギリギリまで思考錯誤する。
だけどある瞬間からキャストが羽を伸ばし、
その人の心を持った言葉に変化する段階が訪れる。
その時、作家の頭に聞こえていた声なんてなんの意味も持たない。
俳優の心を通し熟成された台詞は、
台詞を書いた者すらの心をドキっとさせるほどの新鮮さと力強さを持つ。
それ以上の正解はない。
この作品を羽を伸ばして演じてくれた全キャストに感謝します。
それを支えてくれたスタッフさんにも感謝です。

だけどなんやかんや言って作品の評判は気になるのです。
結局大事なのはお客様に楽しんで頂けたかなのだ。
皆さんが作品とキャストの魔法にかかったと信じてます。


来月は早くもプロデュース公演3rd「バンクバンレッスン」が下北の劇小劇場で上演される。
でも数日は演劇のスイッチをOFFにしよう。インプットしてまたアウトプット。
取りあえず録画しておいたワールドカップを見よう。


最後に。
更新怠るとこんなにも長くなるのね。