第14回小江戸大江戸200k(200kの部):後編 | 目指せナイスミドル!

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小江戸大江戸200k、完走しました!

~前編からの続きです~

 

大会2日目に入り、川越から魔の川越街道と山手通を経て新宿へ向かうこと約7時間、深夜4:10分に128km地点の成願寺エイドに到着。

この区間、膝痛と眠気で苦しんできましたが、山手通に入ってから少し状態がよくなり、さらにぴーぽさんに会えて暫く話しながら並走できたことで調子を取り戻すことができ、昨年から10分だけの遅れでこのエイドに到着できました。並走って妙な力が得られて、本当に不思議です。

ここでは名物のカレーをおかわり。小江戸大江戸のエイドの食べ物・飲み物はどれも素晴らしいですが、私の中ではやはりこの成願寺エイドのカレーがナンバーワンです。疲れている時体に沁みてめちゃくちゃおいしいんですよね。

 

その先は私が得意とする写真撮影エリア。なぜかわかりませんがこの区間になると毎年元気になる私。今年もやはり元気で、膝痛もなくなり、都庁、国立競技場、東京タワー、東京駅と写真撮影をこなしつつ快調に進むことができました。特に、深夜から明け方はかなり冷え込んだので、陽が出てきて暖かくなってホッとしたのをよく覚えています。

 

そして、昨年私がリタイアした、因縁?の浅草橋エイドには7:32に到着。昨年は膝痛がひどく、このエイド手前では脚を引きずって歩いていた状態でしたが、今年は全く違う状況で、実際昨年より1分速い到着で、とうとう昨年の自分に勝利することができました。

エイド手前で会ったにゃんランさんはすぐにいなくなってしまいましたが、私は10分程エイド休憩した後で、さらに写真撮影エリアの後半戦へ。

 

こちらは応援のランナーさんが撮影してくださった画像をfacebookページから拝借してきたものです。2日目の朝9時頃、深川あたりを走っていた時のものですが、確かこの頃はまだ比較的元気に走っていたように思います。

 

次の159km地点のおしなりエイドには9:53に到着。ここで事前に設定してた「徒歩関門」の10:00を上回ることができたため、何とか完走できそうかな?と、少しずつ完走する自分をイメージできるようになりました。それまでは、膝痛次第で一気に失速する可能性があり、あまり自信が持てていなかったので。ただ、翌日月曜が休みなのだから、やれるだけやろうと。なので自分からリタイア宣告はせず、関門アウトになるまでは辞めない、とそれだけは決めていました。

 

おしなりから舟渡エイドまでの約22kmの道のりは、いよいよ疲労が蓄積し、だいぶ歩きも入ってしまっていたように思いますが、途中の私設エイドで助けられたり、遭遇するランナーさんと激励し合ったりしつつ、焦らず少しずつ前に進みました。ただ、駒込あたりでまた膝が痛み出してきたため、ちょうど正午頃に2回目のロキソニンを投入。薬がしっかり効いてくれて、その後はまずまず走れたように思います。今回はロキソニンを摂取する間隔を空けることを意識して、実際に12時間空けたのですが、それが良かった(そのおかげで効いてくれた)と思っています。

 

そして、181km地点の舟渡エイドには13:47着。このあたりでいよいよ完走が近づいてきたと実感。しっかり補給して荒川へ向かいますが、ここから先は、舟渡まで折り返してきた260kの部の数名のランナーさんとすれ違い、お互い声を掛け合うことで力をもらえました。

ただ、この荒川エリアも、実は私が苦手とするエリアの1つでして。。実際今回も、前後に誰もランナーがおらず、しかもちょうど午後の気温が高い時間帯で、ポカポカ陽気に誘われ強烈な眠気が。。疲れがどっと出て、しかも膝痛もあり思うように走れず、この区間は恐らく7~8割方歩きで、しかも歩きながら寝てました(笑)。何度も時計をみて、さっき見てからまだ数百メートルしか進んでないじゃん、なんてことを何度も繰り返していたのは覚えていますが、それ以外はほとんど記憶がないです。

後で計算したら、この区間のラップペースは11.4分/キロで、今回の小江戸大江戸で一番区間ペースが遅かったです。荒川なんて信号がないから、本当はもっと速く走らないといけない区間なんですけどね。。

 

こうして、何とか最後のエイド、193km地点の秋ヶ瀬エイドには16:02に到着。この時点で、残りの距離は14kmちょっとで、制限時間まであと4時間を残していたため、やっと完走を確信。

ですがゆっくり歩いてゴールするつもりなど全くなく、とにかくさっさとゴールして早く休みたい!との一心で、最後の川越までの区間は意外と頑張って走れました。膝が痛い時もありましたが、痛くない右足を軸としつつ左足を引きずるようにしながら無理やり走っていた感じです。痛いといっても、昨年ほどのひどい痛みではなかったので助かりました。

 

そして、やっと見えたケーズデンキ。旅の終わりを感じる瞬間です。

 

 

ゴール近くの信号待ちで会ったランナーさんに、ちょっと冗談ぽく「もう終わっちゃいますね」って声をおかけしたら、「さっさと終わって欲しいです」とのこと(笑)。私も全くの同感でした。たまに「終わってしまうのが寂しい」というのをウルトラで聞きますが、私はまだそう思ったことはありません。いつかそんな領域に達することもあるのでしょうか。。

 

こうして、18:36にめでたくゴール。記録は34時間32分でした。過去には33時間20分台で3回完走しているので、今回は1時間以上遅れてはいますが、タイムはどうでもよくて、昨年リタイアのリベンジを果たすことができただけで嬉しいです。

ちなみにこれで、小江戸大江戸200kの戦績は5勝1敗になりました。

↓そうそう、大会アップデートを後から見たら、「区間順位」ってのが追加されていて、これ見ると結構面白いです。

 

 

さて、今回も本当に過酷な2日間でしたが、終わってみれば完走出来て嬉しいですし、楽しかったです。

今回も本当に大会スタッフの皆さん、私設エイドやサポートしてくださった皆さん、そして激励し合えたランナーの皆さん、本当に多くの方々に感謝感謝ですね。

 

ただ・・

大会翌日に書いた速報記事には「過去6回の大会で今回が一番辛かった」と書いてありますが・・1週間経った今日になってみたら、「あれ?そんなに辛かったっけ?」って感じで、辛かったことを殆ど忘れてしまっています。もう、自分で自分が怖いですね。

ですので、次回大会の参加意向については、例年同様、何もコメントしないことにします(笑)

 

 

以上、長文お読みくださり有難うございました。