7年ぶりの富士山! | 目指せナイスミドル!

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10月のオクムを走ります!

先週末の9日(土)から10日(日)にかけて、1泊2日で富士登山へ行ってきました。

富士山は2016年に登って以来、実に7年ぶりです。

 

今回は、奥さんと二人での山行でした。

実は、今年は結婚20周年なのですが、前々から「20周年は二人で富士山に登ろう」と約束しており、どうにか実現した形です。本当は、混雑する土日を避けて、8日(金)と9日(土)の1泊2日で行くことを予定していたんですが、8日は台風で大荒れだったので、登山もとりやめて山小屋もキャンセル。ですが、たまたま9日の山小屋が予約できたので、混雑覚悟で富士山閉山間際の土日に駆け込みで行くことにした次第です。(今年は9月10日で富士山は閉山となりました)


今回は、富士登山の4ルートのうち、最もメジャーな吉田ルートで登頂することに。吉田ルートは山小屋も多く安心感があることと、ご来光がどこからでも見れることが決め手でした。

 

 

さて、1日目の9日(土)。

この日は自家用車からバスに乗り換え、13時頃に吉田口五合目登山口に到着。高度順応も兼ねて少し休憩した後、小雨の中、五合目の登山口を13時40分頃スタートしました。

 

登り始めてすぐに雨はやみ、しばらくは曇り空が続いていましたが、6合目を過ぎたあたりからは時折晴れて、少しだけ景色を楽しむこともできました。

 

↓こちらは登り始めて約2時間半、16時頃に7合目付近で撮影したものです。

7合目あたりは、この日山小屋に泊まる登山客が集中し、特にツアー客が多かったこともあり、登山道に多少の渋滞はあったものの、スタートしてから約3時間後の16時過ぎ、ほぼ予定通りの時間にこの日宿泊する7合目(標高2900m程度)の山小屋、東洋館に到着しました。

 

※写真撮り忘れたので、公式サイトから画像をお借りしました。

※東洋館WEBサイトより引用

※東洋館WEBサイトより引用

 

今回泊まった東洋館、思っていた以上にきれいな山小屋でちょっとびっくりしました。特に驚いたのが、部屋は全て壁に仕切られた個室(シングルルーム)で、全ての室内にはライトとコンセントまで完備されており、とても快適に過ごせました。「富士山の山小屋での大部屋でのぎゅうぎゅうでの雑魚寝が嫌」なんて人には是非お勧めです。

 

↓こちらは18時頃山小屋前で撮影した雲海。

この後は晩御飯をいただき、ビールやワインを少しのんでまったり。

おかげさまで1日目は夫婦共々、高山病の症状などはなく元気でした。

 

↓こちらは21時頃撮影した夜景。

 

ちなみに、この写真を撮った21時頃までは、山小屋の前は山頂を目指す登山者がひっきりなしに通っていた印象でした。その時間から山小屋に泊まるはずもないので、恐らく途中の登山道か山頂のどこかでご来光まで時間をつぶすんでしょうけど・・ 結構寒かったので大変だったのではないかと・・

 

 

2日目の10日(日)。

3時過ぎに起床し、片付けと準備を済ませた後で、4時頃に山小屋を出発。

まだあたりは暗く、しばらくはヘッデンをつけての登山となりました。ですが意外にも登山者は前後にほとんどだれもいなかった感じです。

 

その後4時半を過ぎるころは東の空がだいぶ明るくなり、4時50分頃にはご来光が!!


しっかり晴れてくれて無事にご来光を見ることができ、本当に感無量でした。

この後も終始晴天が続いてくれたのは、本当に有難かったです。

この辺りまでは元気だった奥さんですが、8合目手前辺りから、空気が薄くなってきたのと、前日の疲労もあって一気にペースダウン。呼吸が荒くなり、少し進んでは立ち止まってを繰り返すようになりました。

そもそも奥さんは日頃から運動は一切しておらず、しかも登山初心者なので、私は前々から「多少はトレーニングしておくように」って何度も言っておいたのに、結局さぼって一切トレーニングをせずに乗り込んできたので、まあ、当然そうなるよな、って感じではありましたが(苦笑)。

結局、あまりに遅くてどうしようもなかったので、8合目から山頂までは私が奥さんのザックも担いで登ることに。

 

そして、山小屋を出発してから4時間弱、8時前に、なんとか吉田口の山頂に登頂しました!

 

山頂では、遅めの朝ごはん休憩をしたり、買い物を楽しんだり、火口を眺めたりした後、下山を開始することに。(時間の都合と、奥さんの体力を考慮して、お鉢回り&剣が峰登頂は見送りました。)

 

下山ですが、奥さんは筋肉痛で脚が思うように動かず、また、足の指先が水膨れしてしまい、登りよりも下山の方が相当に辛そうでした。確かに富士山の下りって景色も全然変わらないし、単調なコースが続くわりに、坂はブレーキをかけて進まないといけないので、意外と脚力・精神力が必要なんですよね。ポカポカ陽気に誘われて、途中寝ている人もたくさん見かけました。

奥さんは辛い辛いと何度も愚痴をこぼしてましたが、終盤はまた私が奥さんのザックを引受けたりしつつ、11時半頃にどうにかこうにか5合目の登山口に下山することができました。

 

こうして、初めての夫婦での富士登山、大きな問題もなく行ってこれて本当に良かったです。



さて、今回は土日ということで相当な混雑を覚悟していきましたが・・ 山頂ご来光の時間を外したせいか、人の多さに悩まされることはほとんどなく、マイペースで歩くことができました。
ちなみに、登山者の半分は外国人だった気がします。ですが最近ネットニュースをにぎわせているような、軽装の弾丸登山者みたいな無謀な人は見かけませんでしたが。

 

そして、夫婦共々、懸念していた高山病は一切問題なしでした。やはり、無理せずゆっくりペースで登ったのと、山小屋で1泊して高度順応したのが良かったのだと思います。

ちなみに奥さんは、「景色は素晴らしかったけど本当に辛かったので、富士登山はこれが最初で最後」と言っていますが、「小江戸大江戸走ると、辛い思いしたのに、ほとぼり冷めた頃にまた走りたくなる」みたいな感じで、来年また行きたいと言っている可能性はあると思っています(笑)

ちなみに私は奥さんのペースでゆっくり登ったので、多少の筋肉痛があった程度で、ほぼダメージゼロです。優越感に浸れてうれしかったですね(笑)


唯一の心残りは、お鉢回り&剣が峰に行けなかったことでしょうか。

でも、ここだけの話ですが・・ やっぱり登山は1人の方が気楽でいいので(笑)、また来年以降に1人で再リベンジしたいと思っています。せっかくだから、富士山の主要4ルートを全制覇するのも面白いかなとも思っていますので。

 

それでは。