こんにちは。野雨紗樹です。
「美の壺」というテレビ番組があるそうですね。
かなり昔の放送開始直後ぐらいに
見たことがあります。
今は全くテレビを見ないので
わかりませんが
当時と内容は大きくは変わって
いないのではないでしょうか。
その「美の壺」が
ヴァイオリンにもあるってご存知でしたか?
以前の記事にも書かせていただきましたとおり
ヴァイオリンにはヴァイオリンならではの
音程の取り方が存在するのですが、
その時に大活躍するのが「美の壺」なのです。
たとえば
マッサージや鍼治療などで
最もよく効く反応点のことを
経穴(ツボ)と言いますよね。
それを思い浮かべていただくと
わかりやすいと思うのですが、
ヴァイオリンは正しい音程のところで
最もよく響くようにできているので、
その最もよく響く場所を表すのに
ツボという言葉はぴったりだと感じます。
「美の壺」ならぬ「美音の壺」ですね。
私たちは日々、そのような「美音の壺」を
探求しながら練習を重ねているわけですが、
経穴(ツボ)はひとつしかないのに
ヴァイオリンの壺は複数あるのが
難しいところでもあります。
どういうことかというと
経穴(ツボ)は基本的にひとつだと思うのです。
たとえば合谷というツボがあって、
その場所は人によって
多少ずれることはあっても
その少し右で響くところも合谷で
その少し下で響くところも合谷など
ひとりの人の中に複数の合谷が存在
するような話は聞いたことがありません。
でもヴァイオリンの場合、
壺はひとつではないんです。
そういうと
最もよく響く場所なのだから
1つの音に対して1つではないかと
思われるかもしれませんが、
同じ音でも最もよく響く壺は
複数存在するのです。
(音によって壺の数は違います)
その音の最もよく響く壺を探せたら
次はその複数ある壺の中から
どの壺を採用するのか
ということを考えなければならず
壺をひとつ見つけて、やった~!で
終わりではないところが難しいのです。
ということは。
ピアノやチューナーを使って取れるのは
1つの音につき1つの音しかないから
ヴァイオリンの音程を取ろうとする時
それらは向かないんじゃないかなあと
思うわけです。
それに
ピアノやチューナーを使って取った
その1つの音でさえ、
ヴァイオリンの響きを聴いて取った音
ではないので、正しい音程の壺からは
ずれているため、少し曇ったような音
になってしまうのです…
しかも。
最もよく響く場所である壺は
音の響きをよく聴いて取るので
耳が大変重要なのですが、
ピアノやチューナーを使うと
ヴァイオリンの音を聴くということに
耳が使われなくなるので
尾骨のように退化していきはしないか
と心配にもなってしまいます。
一方で
前回の記事のような直感力、
今回の壺を発見する耳など、
人に本来備わっている機能を
最大限に活かしていけば
自ずとヴァイオリンも
上手くなってしまうのです。
鍛えれば磨かれる。
私たちの体って本当に素晴らしいですね。
それでは
今日も素敵なヴァイオリンライフを♪
いつもありがとうございます![]()
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